妊婦の腰痛:女性の腰痛2
2009年07月05日
WHO国際基準のカイロドクター at 02:57 | Comments(0) | 女性の腰痛

当センターにも妊婦の方が治療に来院されます。妊婦さんの腰痛は、かなり多いですね。辛くてもちゃんとご飯の用意や掃除に洗濯、頑張っておられますね!
ご家族やご主人様は、妊婦さんが痛がっていたり辛そうな表情でしたら、手伝ってあげて下さいね。どなたもかなり痛みが強く辛そうです。
当センターでは、妊娠初期から分娩前まで来院可能な妊婦さんであれば診ています。できれば安定期に入ってからが妊婦さんも安心だと思いますので、安定しましたら腰痛治療に起こし下さい。
妊婦さんの腰痛の中で、もっとも多いのは腰仙部の痛みと仙腸関節の痛みです。
腰仙部の痛みは、胎児の成長と共にお腹が大きくなり前にせり出して来る関係で、重心が後ろに移動してきます。このとき姿勢の反りは、腰の付け根の部分(腰仙部)から背中に掛けて、大きく反った様な姿勢に変わってきます。このときに、腰に痛みが出ている方が大半です。
立つときも痛いし、座ってても痛みが出てます。特に台所での作業や掃除などは辛い姿勢ですね。痛みの出方も人それぞれで、我慢できない激痛の方から立ってしばらくすると痛みが出てくるという方まで千差万別です。
中には足にシビレまで出る方もおられます。このような方や激痛の方は、立つことができません。家の中で四つん這いで這っているそうです。無理せずに体の養生が必要です。
男性には理解し辛いかも知れませんが、このようなときこそ労わってあげて下さい。家事も大変なんです。
もう一つの腰痛は、骨盤の仙腸関節への負担です。
これは、女性に多い横座りなどをされている方に多い特徴があります。お腹も大きくなり、座っても体が反っている状況からの横座りになります。股関節や膝関節への負担も増加してアンバランスな座り方になってしまいます。
このとき、骨盤の仙腸関節への負担が大きくなり腰痛に繋がります。妊娠前から横座りをされる女性の方は非常に多く、妊娠してからも繰り返される動作です。特に妊娠3~4ヶ月から産後数日まで卵巣ホルモンの一種である「リラキシン」というホルモンが分泌され、骨盤関節の靭帯が緩んできます。
このホルモンが分泌されることで、骨盤関節が緩み妊娠中の胎児を骨盤内でより広く安全に受け止めることができますし、分娩時の産道を広くしてくれれる準備なのです。
何も知らない方は、アンバランスな座り方は常習的に行われますので、仙腸関節に負担を与えてしまうのです。お腹の赤ちゃんのためにも妊娠中の姿勢は重要です。さらに恥骨周辺や股関節などにも痛みが出るケースがありますので早期の治療が必要です。
カイロプラクティックでは妊婦の腰痛治療は、5ヶ月前後まではうつ伏せでも可能ですが、さらに大きくなってきたら、横向きや仰向けでの治療を行います。お腹の赤ちゃんに負担を与えずに行えます。
治療後も出産までのアドバイスをしていますので、悩まず我慢せずにご相談下さい。分娩までにできるだけ辛い腰痛は改善してしまったほうが、分娩も楽なようです。
痛みのない方は、できるだけ体を動かしてください。そのほうが分娩時も楽だそうです。
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