脊柱管狭窄症と腰椎椎間板ヘルニア手術経験の患者さん
2009年12月08日
WHO国際基準のカイロドクター at 02:31 | Comments(0) | 腰椎椎間板ヘルニア
過日、月刊ぷらざ12月号を見られて、
脊柱管狭窄症と腰椎椎間板ヘルニア手術経験の方々が数人来院されました。
ある方は痛みとシビレが腰部と下肢に出ておられました。
どこに言っても治らないとのことでした。
別の方は、整体もカイロも上手いというところは殆ど通ったという方。
痛みは両臀部と両下肢に出ている方です。
また別の方は、医療期間で今の違和感や痛みはこれ以上は取れないと診断されたようです。
このような方々は、初めてのケースです。
腰部に手術痕がありますし、話の内容でどの程度の手術だったのかは判断できます。
これらの痛みやシビレが脊柱管狭窄症の原因だけで起きていれば、カイロプラクティックや整体ではまず改善は見込めません。
なぜなら脊柱管狭窄症とは、
その名のとおり、脊柱管の内径の変形だからです。
脊柱内部には、太い脊髄神経が伸びています。この脊柱管を水道管と仮定すると、水道管の中が狭くなっているわけです。この狭くなる原因は、骨の変形によるものです。
内部が狭くなれば、中の神経を刺激して痛みやシビレの原因になります。これを改善するためには、変形している骨のワッカの一部を切開して広げる必要があります。
また腰椎椎間板ヘルニアは、腰部の椎間板内部にあるゼリー状の髄核突出による間接的な圧迫障害ですので、突出部位が神経の出ている部位だと神経を圧迫して痛みやシビレが常時あらわれます。
数名の方の状態を確認すると、狭窄症は手術で広げていることを考えれば、腰椎ヘルニアが問題となります。
腰椎ヘルニアの特徴は、片方が狭くなり、片方が広がっています。
カイロ的な調整では、ヘルニア部位の椎間間隔の狭い側を広げる手法で行なわれますが、乱暴な背骨を大きく捻るような矯正は行ないません。この手法はヘルニアを増大させる危険性が高いのです。
腰椎ヘルニアで整体やカイロに行かれて、背骨を大きく捻るような矯正をする場合は、その治療所には行かないほうが良いと思います。間違えば、ヘルニアが拡大して症状を悪化させてしまいます。
もし、上記のような矯正で改善したのであれば、それは腰椎ヘルニアでは無かった可能性が高いです。ヘルニアかどうかは各種の検査である程度分ります。
正しいカイロ調整においては、腰椎は仙骨の上で関節を形成している関係で、まず最初に必ず骨盤を正しい位置に矯正しておく必要があります。骨盤が傾いていれば、腰椎を矯正しても正しく維持できないのです。
そこで必ず骨盤の左右の関節と仙骨の関係を修正することが求められます。
次に腰椎間の間隔や前後左右のカーブを重視しますが、仙骨とL5の位置関係を最優先して的確な矯正を行ないます。
もしヘルニアが腰椎の凸面カーブ上で存在する場合は、凸面側より矯正を行ないます。
これはガンステッドテクニックというヘルニア矯正にかなり効果を上げているカイロテクニックです。
アクティベーターでも、狭い側または下方変位側を上方に拡大するLODにて矯正を実施します。
SOTでは、カテゴリーⅢブロック調整からの治療に入ります。
これらのカイロ矯正法は、明確に検査と手順が示されており、検査反応とそれに対応するテクニックが確立されています。
もっとも大切な要素は、患者さんの日常での姿勢管理に依存していますので、ドクターのアドバイスを必ず守る必要があります。そうすることでかなりの改善が見込まれます。
現在2人の患者さんはまだ数回のカイロ調整ですが、痛みは激減し、シビレも無くなりつつあります。まだ回数も少なく治療時間も短かい上に、症状が変化してきましたのでかなり驚かれていたようです。但し、症状が酷いケースなので治療間隔は当然短くなります。
お一人の方はまだ一回目だけですが、治療中に症状が初めて軽くなったことで、しばらく通わせて下さいと仰ってました。帰り際のカウンター越しに、症状が軽くなったと喜んでおられました。
先のお二人は、長年の圧迫期間による習慣性が強く、その習慣性を取り除く治療が必要と思って下さい。回を重ねるごとに症状がもっと変化していくことでしょう。
脊柱管狭窄症による影響よりもヘルニア問題のほうが原因としては大きかったように感じます。
酷い腰痛でもまずは諦めずに一度ご相談してみて下さい。
ライフ・フィールド カイロプラクティック外来センター
佐賀市兵庫町瓦町982-10 ご予約電話0952-27-1313




脊柱管狭窄症と腰椎椎間板ヘルニア手術経験の方々が数人来院されました。
ある方は痛みとシビレが腰部と下肢に出ておられました。
どこに言っても治らないとのことでした。
別の方は、整体もカイロも上手いというところは殆ど通ったという方。
痛みは両臀部と両下肢に出ている方です。
また別の方は、医療期間で今の違和感や痛みはこれ以上は取れないと診断されたようです。
このような方々は、初めてのケースです。
腰部に手術痕がありますし、話の内容でどの程度の手術だったのかは判断できます。
これらの痛みやシビレが脊柱管狭窄症の原因だけで起きていれば、カイロプラクティックや整体ではまず改善は見込めません。
なぜなら脊柱管狭窄症とは、
その名のとおり、脊柱管の内径の変形だからです。
脊柱内部には、太い脊髄神経が伸びています。この脊柱管を水道管と仮定すると、水道管の中が狭くなっているわけです。この狭くなる原因は、骨の変形によるものです。
内部が狭くなれば、中の神経を刺激して痛みやシビレの原因になります。これを改善するためには、変形している骨のワッカの一部を切開して広げる必要があります。
また腰椎椎間板ヘルニアは、腰部の椎間板内部にあるゼリー状の髄核突出による間接的な圧迫障害ですので、突出部位が神経の出ている部位だと神経を圧迫して痛みやシビレが常時あらわれます。
数名の方の状態を確認すると、狭窄症は手術で広げていることを考えれば、腰椎ヘルニアが問題となります。
腰椎ヘルニアの特徴は、片方が狭くなり、片方が広がっています。
カイロ的な調整では、ヘルニア部位の椎間間隔の狭い側を広げる手法で行なわれますが、乱暴な背骨を大きく捻るような矯正は行ないません。この手法はヘルニアを増大させる危険性が高いのです。
腰椎ヘルニアで整体やカイロに行かれて、背骨を大きく捻るような矯正をする場合は、その治療所には行かないほうが良いと思います。間違えば、ヘルニアが拡大して症状を悪化させてしまいます。
もし、上記のような矯正で改善したのであれば、それは腰椎ヘルニアでは無かった可能性が高いです。ヘルニアかどうかは各種の検査である程度分ります。
正しいカイロ調整においては、腰椎は仙骨の上で関節を形成している関係で、まず最初に必ず骨盤を正しい位置に矯正しておく必要があります。骨盤が傾いていれば、腰椎を矯正しても正しく維持できないのです。
そこで必ず骨盤の左右の関節と仙骨の関係を修正することが求められます。
次に腰椎間の間隔や前後左右のカーブを重視しますが、仙骨とL5の位置関係を最優先して的確な矯正を行ないます。
もしヘルニアが腰椎の凸面カーブ上で存在する場合は、凸面側より矯正を行ないます。
これはガンステッドテクニックというヘルニア矯正にかなり効果を上げているカイロテクニックです。
アクティベーターでも、狭い側または下方変位側を上方に拡大するLODにて矯正を実施します。
SOTでは、カテゴリーⅢブロック調整からの治療に入ります。
これらのカイロ矯正法は、明確に検査と手順が示されており、検査反応とそれに対応するテクニックが確立されています。
もっとも大切な要素は、患者さんの日常での姿勢管理に依存していますので、ドクターのアドバイスを必ず守る必要があります。そうすることでかなりの改善が見込まれます。
現在2人の患者さんはまだ数回のカイロ調整ですが、痛みは激減し、シビレも無くなりつつあります。まだ回数も少なく治療時間も短かい上に、症状が変化してきましたのでかなり驚かれていたようです。但し、症状が酷いケースなので治療間隔は当然短くなります。
お一人の方はまだ一回目だけですが、治療中に症状が初めて軽くなったことで、しばらく通わせて下さいと仰ってました。帰り際のカウンター越しに、症状が軽くなったと喜んでおられました。
先のお二人は、長年の圧迫期間による習慣性が強く、その習慣性を取り除く治療が必要と思って下さい。回を重ねるごとに症状がもっと変化していくことでしょう。
脊柱管狭窄症による影響よりもヘルニア問題のほうが原因としては大きかったように感じます。
酷い腰痛でもまずは諦めずに一度ご相談してみて下さい。
ライフ・フィールド カイロプラクティック外来センター
佐賀市兵庫町瓦町982-10 ご予約電話0952-27-1313



