肩こりと姿勢
2009年05月18日
WHO国際基準のカイロドクター at 00:33 | Comments(0) | 臨床日記
今回は、肩コリと姿勢の関係について書いてみます。
肩コリは、肩の筋肉が硬く凝っていることを表しています。当たり前ですね^^;
その中でもっとも凝わっている筋肉は、上部僧帽筋という筋肉です。
肩コリの段階では、最初に多いのは痛みはないけど肩が張っている状態です。しばらくはその張り感が出たり消えたりします。その後、張り感が取れなくなり、首付け根や肩の一部に違和感が出始めます。
単に肩コリといっても、酷いケースでは肩が挙げられない方、二の腕や指先にシビレが出ている方、首が回せない方、指が曲がりにくいとか、もうここまで来ると肩コリの域を脱しています。
ただ、そのような方々も最初は、単なる肩コリのような張り感から始まっているようで、無かった肩こりを感じるようになってからといわれます。
もし肩関節の前後に痛みを感じたり、動かして痛みを感じる場合は、単なる肩コリではありません。肩の構造上、ある特定の関節構造や筋肉に異常が見つかります。
単なる肩コリの場合はそのまま放置していると、肩と首の間のどこかに痛みが出るようになります。動かさなくても痛みが強かったり、動かしたら痛い場合と分かれます。
肩コリになる原因と関係するものには、、、
1.腕や手先を使う細かい作業の多い方
2.重いものを何度も抱えて同じような動かし方をしている方
3.動きの少ない同じ姿勢を長時間している方
4.運動不足
5.睡眠不足や疲労蓄積
6.精神的ストレス
7.姿勢が悪い(特に猫背気味の方に多い)
8.枕が合っていない
9.腕枕や高枕をよくする方
10.その他
職業的には事務職の方でPC操作の多い方、車の運転を長時間される方、デスクワークがメインの方、細かい文字を見なければならない方、徹夜の仕事が続いている方など、様々です。
しかし、実際に検査や治療をしてみると、肩自体よりも首や姿勢全体に問題があるケースが多いようです。
姿勢が関係しているケースでは、背中が後湾して顔が前に出たような状態が多い方であったり、左右の肩の位置や高さが大きく異なる方にも肩コリが多く、肩甲骨間の張り感が見つかります。
首の違和感や腕の張り感、肩甲骨間に違和感が出始めたら警戒信号かもしれません。また過去に交通事故等によるムチ打ち後遺症の経験がある方にも肩コリが多いようです。
共通点は、姿勢が悪くて頚椎(首の骨)が歪んでいます。
それらの共通事項に思い当たる方は、左右均等に良く動かしてください。前屈みが多い方は、背筋を伸ばして腕を後ろに伸ばしたり、万歳のように腕を振り上げて下さい。作業と逆の動きを作ってあげて下さい。
よく自ら首の骨を「ポキッ」と鳴らす方がおられますが、すぐに止めて下さい。ポキッと鳴ったことで、瞬間スッキリ感じますが、それを続けていると鳴らさなければ常に違和感を感じるようになります。
「ポキッ」と鳴らして改善しているわけではありません。
殆どの場合は、余計に骨の位置が狂って来ています。短時間で違和感が出始めるために余計に首の骨を鳴らしたくなってきます。首の骨の中には脊柱管があり、その中には脊髄神経が通っています。
ある50代前半の男性(会社員)の方は、首が少し傾いた姿で来院されました。首と肩が張って痛みがあり、首がうまく回せないと訴えでした。
検査をすると、2つの首の骨の間で動きが無く、矯正はできないと判断しました。またそれ以外の骨にもゴツゴツ感があり変形性頚椎症の疑いがありました。肩も異様に引きあがりって背中にも後湾が目立ちました。脚の長さも大きく異なり、骨盤と背骨の動きを改善しましたが、首に関してはすぐに整形に行くように勧めました。
2回目に来院された際、すぐに整形に行かれた報告があり、指摘した首の骨は骨同士がすでにくっ付いていたそうです。さらにMRIで脊柱管狭窄症も確認されたようです。くっ付いていた首の骨以外にも変形性があったそうです。
このケースで何も検査をせずに首を矯正していたら、とても信じられない結果になっていたでしょう!神経系の検査や関節の動き検査を必ず実施しますので、重大な結果を見つけることができました。
この男性の話から、やはり若い頃から頻繁に首の骨を鳴らしていたそうです。あるときは首に違和感が取れずに、ポキッと鳴るまで過激に動かしていたそうです。頻繁に鳴らす方で50代以降、首の変形が見つかるケースが多いです。とても危険ですね!
肩コリ以外で、肩の痛みがある場合は、肩関節を構成する上腕骨・鎖骨・肩甲骨、同時に頚椎を調べることが重要です。またスポーツ障害による野球肩やテニス肩、バレー肩、水泳肩など、関節障害や筋肉障害の原因が関係している場合もあります。
心配な場合は、まずは整形外科でレントゲンを使った診断を受けて下さい。骨折やヒビ、靭帯断裂等がなければカイロプラクティックを受診されても良いと思います。逆に回復が早い場合も多々あります。
五十肩のように凍結肩と呼ばれる全く挙がらなくなった肩の場合は、少々回数が掛かる場合もありますが、それ以外の肩こり等による痛みはかなり早期に回復できます。
ライフ・フィールド カイロプラクティック外来センター
ご予約は、0952-27-1313 まで!
肩コリは、肩の筋肉が硬く凝っていることを表しています。当たり前ですね^^;
その中でもっとも凝わっている筋肉は、上部僧帽筋という筋肉です。
肩コリの段階では、最初に多いのは痛みはないけど肩が張っている状態です。しばらくはその張り感が出たり消えたりします。その後、張り感が取れなくなり、首付け根や肩の一部に違和感が出始めます。
単に肩コリといっても、酷いケースでは肩が挙げられない方、二の腕や指先にシビレが出ている方、首が回せない方、指が曲がりにくいとか、もうここまで来ると肩コリの域を脱しています。
ただ、そのような方々も最初は、単なる肩コリのような張り感から始まっているようで、無かった肩こりを感じるようになってからといわれます。
もし肩関節の前後に痛みを感じたり、動かして痛みを感じる場合は、単なる肩コリではありません。肩の構造上、ある特定の関節構造や筋肉に異常が見つかります。
単なる肩コリの場合はそのまま放置していると、肩と首の間のどこかに痛みが出るようになります。動かさなくても痛みが強かったり、動かしたら痛い場合と分かれます。
肩コリになる原因と関係するものには、、、
1.腕や手先を使う細かい作業の多い方
2.重いものを何度も抱えて同じような動かし方をしている方
3.動きの少ない同じ姿勢を長時間している方
4.運動不足
5.睡眠不足や疲労蓄積
6.精神的ストレス
7.姿勢が悪い(特に猫背気味の方に多い)
8.枕が合っていない
9.腕枕や高枕をよくする方
10.その他
職業的には事務職の方でPC操作の多い方、車の運転を長時間される方、デスクワークがメインの方、細かい文字を見なければならない方、徹夜の仕事が続いている方など、様々です。
しかし、実際に検査や治療をしてみると、肩自体よりも首や姿勢全体に問題があるケースが多いようです。
姿勢が関係しているケースでは、背中が後湾して顔が前に出たような状態が多い方であったり、左右の肩の位置や高さが大きく異なる方にも肩コリが多く、肩甲骨間の張り感が見つかります。
首の違和感や腕の張り感、肩甲骨間に違和感が出始めたら警戒信号かもしれません。また過去に交通事故等によるムチ打ち後遺症の経験がある方にも肩コリが多いようです。
共通点は、姿勢が悪くて頚椎(首の骨)が歪んでいます。
それらの共通事項に思い当たる方は、左右均等に良く動かしてください。前屈みが多い方は、背筋を伸ばして腕を後ろに伸ばしたり、万歳のように腕を振り上げて下さい。作業と逆の動きを作ってあげて下さい。
よく自ら首の骨を「ポキッ」と鳴らす方がおられますが、すぐに止めて下さい。ポキッと鳴ったことで、瞬間スッキリ感じますが、それを続けていると鳴らさなければ常に違和感を感じるようになります。
「ポキッ」と鳴らして改善しているわけではありません。
殆どの場合は、余計に骨の位置が狂って来ています。短時間で違和感が出始めるために余計に首の骨を鳴らしたくなってきます。首の骨の中には脊柱管があり、その中には脊髄神経が通っています。
ある50代前半の男性(会社員)の方は、首が少し傾いた姿で来院されました。首と肩が張って痛みがあり、首がうまく回せないと訴えでした。
検査をすると、2つの首の骨の間で動きが無く、矯正はできないと判断しました。またそれ以外の骨にもゴツゴツ感があり変形性頚椎症の疑いがありました。肩も異様に引きあがりって背中にも後湾が目立ちました。脚の長さも大きく異なり、骨盤と背骨の動きを改善しましたが、首に関してはすぐに整形に行くように勧めました。
2回目に来院された際、すぐに整形に行かれた報告があり、指摘した首の骨は骨同士がすでにくっ付いていたそうです。さらにMRIで脊柱管狭窄症も確認されたようです。くっ付いていた首の骨以外にも変形性があったそうです。
このケースで何も検査をせずに首を矯正していたら、とても信じられない結果になっていたでしょう!神経系の検査や関節の動き検査を必ず実施しますので、重大な結果を見つけることができました。
この男性の話から、やはり若い頃から頻繁に首の骨を鳴らしていたそうです。あるときは首に違和感が取れずに、ポキッと鳴るまで過激に動かしていたそうです。頻繁に鳴らす方で50代以降、首の変形が見つかるケースが多いです。とても危険ですね!
肩コリ以外で、肩の痛みがある場合は、肩関節を構成する上腕骨・鎖骨・肩甲骨、同時に頚椎を調べることが重要です。またスポーツ障害による野球肩やテニス肩、バレー肩、水泳肩など、関節障害や筋肉障害の原因が関係している場合もあります。
心配な場合は、まずは整形外科でレントゲンを使った診断を受けて下さい。骨折やヒビ、靭帯断裂等がなければカイロプラクティックを受診されても良いと思います。逆に回復が早い場合も多々あります。
五十肩のように凍結肩と呼ばれる全く挙がらなくなった肩の場合は、少々回数が掛かる場合もありますが、それ以外の肩こり等による痛みはかなり早期に回復できます。
ライフ・フィールド カイロプラクティック外来センター
ご予約は、0952-27-1313 まで!