変形性膝関節症の女性
2009年08月13日
WHO国際基準のカイロドクター at 01:53 | Comments(0) | 膝の痛み
7月初旬に、ある方から患者さんの紹介があり、「なんとしても膝を治して欲しい!」という依頼がありました。
そのご紹介された女性は、8月6日の広島平和記念式典に佐賀県代表で聖火を捧げるという大切な役目を仰せつかったそうです。佐賀県代表ですが、被爆者は身内の方ですでにお亡くなりになられており、その代わりとして参列されるということです。
ご紹介の数日後に来院されました。視診でも分るほどの変形性の膝関節症で、O脚状態になっておられました。時より痛みが発生しており、膝の屈曲も完全ではありません。
膝の可動性を調べると、ある方向には動きを改善できる範囲が残っており、その可動域を生かして膝の関節を開きました。変形自体は改善はすでに無理ですので、残っている範囲をどのように改善するかが問題でした。
まずは膝関節の内方・外方・前方・後方・右回旋・左回旋による可動域の検査を実施します。これで、膝関節自体にどの方向にどれくらいの可動域があるかが分ります。
その結果、片側の変形は非常に進行しており、膝の屈曲角度は90度未満でした。他方はまだ110度ぐらい屈曲可能です。さらに変化の大きい方向性としては内旋方向でした。これは変形が一番進行している関係です。そのため、両膝の間が大きくO脚を形成しています。
さらに骨盤・股関節・足関節なども検査します。
膝関節の歪み以外に大きくズレが存在する箇所は骨盤でした。骨盤の歪みは、股関節や膝関節、足関節に影響します。骨盤に歪みがあると、体の重心がズレてしまうのです。重心がズレると、片方にばかり体重が移動し、股関節や膝関節、足関節にも影響します。
膝関節の前に股関節の矯正を実施し、骨盤の矯正を行います。次に足の体重不可が掛かる部位を矯正、次にバランスメソッドテクニックで、膝関節の可動域を広げて膝の外方変位と内方変位を取ります。
さらに膝の前方や後方を矯正し、最後に膝のお皿の位置を矯正です。
これで、随分曲げやすくなられました。変形の大きい側の屈曲角度は110度ぐらいまで可能です。しかし、変形の具合から、この角度ぐらいが限界と思われます。他方は130度ぐらいまで可能になりました。
膝が大きく変形してきますと、歩きづらいために膝を曲げずに歩行しようとします。これでは負担を増加させますので、膝をあげて歩くようにアドバイス!さらに足首によるトレーニングを指導!これを行なうとO脚が拡大しないのです。
最後に変形の大きい側のみ筋肉テーピングを実施!
帰りは足全体が随分楽になって帰られました。早くからこのような治療法があることを知っていればと仰ってました。何年も他の治療を受けてこられたのです。
このような治療を週に一回実施して、8月5日に広島へ赴かれたました。
当日は多少歩かねばならないことと聖火を捧げる場所に階段があるとのことで、心配しておられたようですが、高さもなくて無事に上ることができたそうです。天気も前日は蒸し暑かったそうですが、式典の日は風が吹いて涼しい式典となったようです。
佐賀を出発する際も広島での催しも一切痛みがでることなく無事に終えられたようです。
数日後、佐賀に帰省され、わざわざご報告に来て頂きました。またお土産も頂きました。痛みが出なくて良かったです^^
美味しいお土産もありがとうございました。
そのご紹介された女性は、8月6日の広島平和記念式典に佐賀県代表で聖火を捧げるという大切な役目を仰せつかったそうです。佐賀県代表ですが、被爆者は身内の方ですでにお亡くなりになられており、その代わりとして参列されるということです。
ご紹介の数日後に来院されました。視診でも分るほどの変形性の膝関節症で、O脚状態になっておられました。時より痛みが発生しており、膝の屈曲も完全ではありません。
膝の可動性を調べると、ある方向には動きを改善できる範囲が残っており、その可動域を生かして膝の関節を開きました。変形自体は改善はすでに無理ですので、残っている範囲をどのように改善するかが問題でした。
まずは膝関節の内方・外方・前方・後方・右回旋・左回旋による可動域の検査を実施します。これで、膝関節自体にどの方向にどれくらいの可動域があるかが分ります。
その結果、片側の変形は非常に進行しており、膝の屈曲角度は90度未満でした。他方はまだ110度ぐらい屈曲可能です。さらに変化の大きい方向性としては内旋方向でした。これは変形が一番進行している関係です。そのため、両膝の間が大きくO脚を形成しています。
さらに骨盤・股関節・足関節なども検査します。
膝関節の歪み以外に大きくズレが存在する箇所は骨盤でした。骨盤の歪みは、股関節や膝関節、足関節に影響します。骨盤に歪みがあると、体の重心がズレてしまうのです。重心がズレると、片方にばかり体重が移動し、股関節や膝関節、足関節にも影響します。
膝関節の前に股関節の矯正を実施し、骨盤の矯正を行います。次に足の体重不可が掛かる部位を矯正、次にバランスメソッドテクニックで、膝関節の可動域を広げて膝の外方変位と内方変位を取ります。
さらに膝の前方や後方を矯正し、最後に膝のお皿の位置を矯正です。
これで、随分曲げやすくなられました。変形の大きい側の屈曲角度は110度ぐらいまで可能です。しかし、変形の具合から、この角度ぐらいが限界と思われます。他方は130度ぐらいまで可能になりました。
膝が大きく変形してきますと、歩きづらいために膝を曲げずに歩行しようとします。これでは負担を増加させますので、膝をあげて歩くようにアドバイス!さらに足首によるトレーニングを指導!これを行なうとO脚が拡大しないのです。
最後に変形の大きい側のみ筋肉テーピングを実施!
帰りは足全体が随分楽になって帰られました。早くからこのような治療法があることを知っていればと仰ってました。何年も他の治療を受けてこられたのです。
このような治療を週に一回実施して、8月5日に広島へ赴かれたました。
当日は多少歩かねばならないことと聖火を捧げる場所に階段があるとのことで、心配しておられたようですが、高さもなくて無事に上ることができたそうです。天気も前日は蒸し暑かったそうですが、式典の日は風が吹いて涼しい式典となったようです。
佐賀を出発する際も広島での催しも一切痛みがでることなく無事に終えられたようです。
数日後、佐賀に帰省され、わざわざご報告に来て頂きました。またお土産も頂きました。痛みが出なくて良かったです^^
美味しいお土産もありがとうございました。