膝の痛みと種類
2009年06月16日
WHO国際基準のカイロドクター at 02:27 | Comments(0) | 膝の痛み

構造的には、太ももの骨である大腿骨、弁慶の泣き所といわれる脛骨、その横に細長い骨の腓骨、そして膝のお皿である膝蓋骨(赤丸の所)の4つで膝関節は構成されます。膝から足首までの骨は2本あるんですね!
そして、大腿骨と脛骨の間には、内側と外側に半月板と呼ばれるクッションがあります。
これは背骨の椎間板や顎関節の半月円板と同じで、負担の起きやすい関節や繰り返し動かされる部位には、このクッションの役目をする組織があります。それだけ無理をしやすい場所ですので、元々ある程度守られているんです。
それだけに無理をしたり、肥満や筋力が弱くなったりすると、膝に負担が掛かって違和感や痛みが発生しやすいのです。またスポーツによる外傷も多い部分です。
成長期のお子さんがおられるご家庭では、成長痛を経験する場合もあります。これは骨の成長率に対して筋肉や靭帯などの組織の成長が追いつけない場合におきます。
そんな時期に膝に負担の掛かるスポーツなどをしている子供さんに、膝のすぐ下の盛り上がった部位(脛骨粗面)に痛みが発生(オスグッド)し、骨が飛び出して来るケースがあります。酷くなるとさらに骨が飛び出して関節炎を引き起こし、骨の中に水が溜まる場合もあります。成長痛には、それと踵の骨にも痛みが出やすいです。
酷くなる前に、運動を制限したり、運動後にアイシングすると痛みは軽減します。基本は、無理な運動を避けることです。無理な動きや負担の多い動作を継続すると、痛みを庇うあまり、他の部位にも二次的な障害を作ってしまいますので十分注意が必要です。
高齢者の方になると、もっとも多いのは変形性の膝関節疾患です。
少々痛くても正座や横座りをしてしまいがちですが、膝関節への無理な屈曲は避けて下さい。曲げてしまうと痛みがなくなるケースもありますが、見えないところで変形が進行しているケースが多く見受けられます。
階段の登り降りや立ち上がる際に膝に違和感や痛みが出てきたら要注意です。日本人の変形性の膝疾患の多さは座する習慣にあると思われます。そうなる前に「今日は膝が何か変だな?」という兆候がありますので、無理をしたら必ず正座などをせずに椅子でリラックスするようにして下さい。
膝の変形でなくても負担を掛けすぎると痛みが出る方もおられますし、最悪酷くなると正座はもちろんのこと、歩行も困難になってきます。最終的に日常生活への支障と回復の見込みが無いと判断されれば、整形外科では人工関節の選択になってきます。
変形が関与しない膝のトラブルも多く、膝から下の骨が前に少しズレていたり、後ろにズレていたりするケースもあります。また外方や内方へのズレ、回転性のズレなども膝の痛みの原因になります。さらに膝のお皿の骨も上下にズレたり、内外にズレることがあります。
このようなとき、膝の曲げ伸ばし時に余り痛くは無いけど何か変?突っ張り感や力が入りにくい感触が出る人もおられます。特にアスリートでは、脚のどこかにトラブルが起きている場合や腰椎トラブルが下肢の筋力をダウンさせているケースも多々あるようです。
関節の動きを検査して、元の位置に戻すことでこれまでのしっくりとした曲げ伸ばしができるようになります。膝自体に問題が無くても、骨盤や腰椎、股関節や足関節に問題があっても膝に違和感が出る可能性も多く、脚はアスリートの命ともいえる場所ですね!
中々、改善が思わしくないと思われたら、一度本格的なカイロプラクティックを受けてみて下さい。カイロ調整前の検査で曲げ伸ばしや筋力検査を確認しますが、その結果に驚かれる人が多いです。
先日も陸上の選手が来院されましたが、自分の筋力の入らないことに驚かれ、カイロ調整後の筋力アップに2度驚かれていました。スポーツをされている選手の悩みも日々、多く受けております。
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