カイロプラクティックの検査法とは?
2009年05月01日
WHO国際基準のカイロドクター at 00:45 | Comments(0) | カイロプラクティック検査法
今回はカイロプラクティックの検査法について書いてみたいと思います。
皆さんは、どのような症状がカイロプラクティックに適しているのかご存知ですか?
たぶん、腰痛や椎間板ヘルニア、背骨の歪み、骨盤の歪みなどが多くを占めるのではないでしょうか?
また同時にどのような検査が行われるのか?
欧米の認可国では診断権もあり、レントゲンもMRI撮影も可能ですから、
それ相応の病名も多々診ることになります。
しかし、健康意識の高い欧米では、それらの主訴以外にも
健康維持管理のために受診される方々も非常に多いようです。
体に問題が生じ、医療機関で症状が不明なケースもあり、
一度受診された経験のある方は、医療機関に診せる前に来院する方も多いです。
ただ明らかにカイロの適応ではないと検査で出れば、
最寄の医療機関を紹介することになります。
逆に医療機関から紹介されることもあります。
診断名を知って来院される方も多いのですが、基本的には病名を対象とはしておりません。変だと思われる方が多いと思いますが、カイロ認可の欧米諸国でも病名の無い方々もたくさん訪れます。
では実際にどのような検査が行われるのか?
ご存知の方も多いと思いますが、カイロプラクティックでは矯正前に必ず検査をします。
それは整形学検査であったり、筋力検査であったり、脳神経12対検査であったり、腱反射テストや神経学検査法などです。これらは医学的な検査です。
そして、カイロプラクティック特有の検査では、モーションパルペーションやスタティック・パルペーションと言って、関節の動きを診たり、背骨の整列を正しく判断できる方法です。
これはフィクセーションといって、関節の動きの悪い箇所を見つけます。
通常、問題の無い関節はスムーズな可動性を維持しています。関節ですから、その部位特有の動きをしますが、動きにトラブルがあるとある方向に動きが再現されません。
患者さんのトラブルのある部位やそれに関連した部位の関節を調べることになります。
またアプライド・キネシオロジーと言って、O-リングテストの基になった治療学の検査を行ったりします。この検査法は、医学の現場で使われている医師もおられます。親指と他の指でアルファベットの「Oの文字」を作って筋力測定する方法です。拇指対立筋検査ともいいます。
調べている筋力の強弱で、いろんなことが分ります。但し、調べる環境作りが重要です。
カイロプラクティックでは、それ以外にも多数の筋肉を調べるために筋力検査(MMT)を利用します。このMMTですが、カイロプラクターは何十年も前から使っています。通常いうところの徒手筋力検査法もありますが、特定の筋肉を抽出して実施しますので、少し違う方法も利用します。
さらにストレステストやプレッシャーテスト、アイソレーションテストなど、その範囲は多岐にわたります。
ただ、これらの検査すべてを一人の患者さんに出来ませんので、主訴の関節の動きを判断したり、主訴の症状から判断して実施します。
時には、飲まれているサプリメントの適合性などを調べる場合もあります。
例えば、片側の肩や腕、指先などに痛みがあり、二の腕にシビレ感が発生している場合、指や手、肘関節や肩関節を調べてみます。次に首の動きを調べたり、コンプレッションテスト(圧迫テスト)やディクレッションテスト(牽引テスト)を行います。
しかし、それらの関節群には特に問題が発見できないものもあり
鎖骨下動脈圧迫障害を調べてみると、陽性反応(+)が出る場合があります。
これは、症状が出ている側の前斜角筋や中斜角筋が鎖骨の下の動脈を首を回旋した際に圧迫を起こし、腕や肩、手や指先に痛みやシビレを誘発しています。
この検査をアドソンテストといい、その反応が出る場合は胸郭出口症候群となります。
問題を起こしている側に顔を向けると、しばらくして橈骨動脈の反応が
消えたり弱くなったりします。これが検査の陽性を現しています。
これも検査をすれば簡単に見つかります。
この場合は、T1~T4の背骨の不整列があれば、正しい位置に戻して
第一肋骨の変位を矯正します。すると、すぐにアドソン反応が
なくなり、しばらくすると出ていた痛みやシビレが軽減、または消失
していきます。
また中指にシビレがある患者さんのケースですが、上記の検査は陰性で牽引テストをすると、症状が軽減しました。さらに疑わしい箇所への圧迫テストを行ったところ、中指のシビレが増加しました。
中指は頚椎7番(C7)の下のC8神経支配を受けていますので、C7~T1の背骨を正しい位置に戻したところ、すぐに中指のシビレは解消!長年の指のシビレが30分ほどの検査と矯正で回復しました。
別のケースでは、椎間板ヘルニア診断でしたが、SLRテストや脊髄内圧迫検査では反応がなく、背骨や骨盤の関節を検査したところ、左側腸骨の前方(AS変位)による類似したような症状が出ていたケースもあります。
この場合は、坐骨矯正を行い梨状筋を緩めて終了です。この症状も検査から矯正まで30分もあればOKでした。1年ほど取れない痛みが初回で激減し、2回目で殆ど解消!念のために3回目の治療を実施!
このように何らかの症状がある場合は、それに適応した検査をしなければなりません。検査をすることでその症状の原因がある程度特定でき、解決策を施すことができます。
検査法は、背骨のすべて、骨盤や恥骨、肩関節や肘関節、手の関節から
下肢の股関節、膝関節、足関節などすべての関節と言って良いほど行なえます。
スポーツ外傷なども検査をすると、ある特定の関節に問題があったり筋力が弱かったりするケースもあります。その場合は、正しい関節の位置へ戻して、その周辺の筋肉の神経支配部位を調整、筋力が入るかを検査して、筋力の左右差のバランスをチェック!
もし、その筋力自体が弱い場合は、筋力アップのためのトレーニング法をアドバイスします。
佐賀で有名ないくつかの某陸上部は割りと診る機会も多く、筋力アップが必要なことも多々あるようです。またバスケットやバレー、野球やサッカー、水泳などもよく診ています。早朝野球をされている方々の肩や肘、腰痛も多いですね!
何か変?と思ったら、そのまま症状が酷くなる前に検査治療するのが最適です。
アスリートは自己の健康管理が大切ですね!
中々改善されないケースでしたら、一度ご来院下さい。
ライフ・フィールドカイロプラクティック外来センター
お電話でのご予約は、0952-27-1313まで!
皆さんは、どのような症状がカイロプラクティックに適しているのかご存知ですか?
たぶん、腰痛や椎間板ヘルニア、背骨の歪み、骨盤の歪みなどが多くを占めるのではないでしょうか?
また同時にどのような検査が行われるのか?
欧米の認可国では診断権もあり、レントゲンもMRI撮影も可能ですから、
それ相応の病名も多々診ることになります。
しかし、健康意識の高い欧米では、それらの主訴以外にも
健康維持管理のために受診される方々も非常に多いようです。
体に問題が生じ、医療機関で症状が不明なケースもあり、
一度受診された経験のある方は、医療機関に診せる前に来院する方も多いです。
ただ明らかにカイロの適応ではないと検査で出れば、
最寄の医療機関を紹介することになります。
逆に医療機関から紹介されることもあります。
診断名を知って来院される方も多いのですが、基本的には病名を対象とはしておりません。変だと思われる方が多いと思いますが、カイロ認可の欧米諸国でも病名の無い方々もたくさん訪れます。
では実際にどのような検査が行われるのか?
ご存知の方も多いと思いますが、カイロプラクティックでは矯正前に必ず検査をします。
それは整形学検査であったり、筋力検査であったり、脳神経12対検査であったり、腱反射テストや神経学検査法などです。これらは医学的な検査です。
そして、カイロプラクティック特有の検査では、モーションパルペーションやスタティック・パルペーションと言って、関節の動きを診たり、背骨の整列を正しく判断できる方法です。
これはフィクセーションといって、関節の動きの悪い箇所を見つけます。
通常、問題の無い関節はスムーズな可動性を維持しています。関節ですから、その部位特有の動きをしますが、動きにトラブルがあるとある方向に動きが再現されません。
患者さんのトラブルのある部位やそれに関連した部位の関節を調べることになります。
またアプライド・キネシオロジーと言って、O-リングテストの基になった治療学の検査を行ったりします。この検査法は、医学の現場で使われている医師もおられます。親指と他の指でアルファベットの「Oの文字」を作って筋力測定する方法です。拇指対立筋検査ともいいます。
調べている筋力の強弱で、いろんなことが分ります。但し、調べる環境作りが重要です。
カイロプラクティックでは、それ以外にも多数の筋肉を調べるために筋力検査(MMT)を利用します。このMMTですが、カイロプラクターは何十年も前から使っています。通常いうところの徒手筋力検査法もありますが、特定の筋肉を抽出して実施しますので、少し違う方法も利用します。
さらにストレステストやプレッシャーテスト、アイソレーションテストなど、その範囲は多岐にわたります。
ただ、これらの検査すべてを一人の患者さんに出来ませんので、主訴の関節の動きを判断したり、主訴の症状から判断して実施します。
時には、飲まれているサプリメントの適合性などを調べる場合もあります。
例えば、片側の肩や腕、指先などに痛みがあり、二の腕にシビレ感が発生している場合、指や手、肘関節や肩関節を調べてみます。次に首の動きを調べたり、コンプレッションテスト(圧迫テスト)やディクレッションテスト(牽引テスト)を行います。
しかし、それらの関節群には特に問題が発見できないものもあり
鎖骨下動脈圧迫障害を調べてみると、陽性反応(+)が出る場合があります。
これは、症状が出ている側の前斜角筋や中斜角筋が鎖骨の下の動脈を首を回旋した際に圧迫を起こし、腕や肩、手や指先に痛みやシビレを誘発しています。
この検査をアドソンテストといい、その反応が出る場合は胸郭出口症候群となります。
問題を起こしている側に顔を向けると、しばらくして橈骨動脈の反応が
消えたり弱くなったりします。これが検査の陽性を現しています。
これも検査をすれば簡単に見つかります。
この場合は、T1~T4の背骨の不整列があれば、正しい位置に戻して
第一肋骨の変位を矯正します。すると、すぐにアドソン反応が
なくなり、しばらくすると出ていた痛みやシビレが軽減、または消失
していきます。
また中指にシビレがある患者さんのケースですが、上記の検査は陰性で牽引テストをすると、症状が軽減しました。さらに疑わしい箇所への圧迫テストを行ったところ、中指のシビレが増加しました。
中指は頚椎7番(C7)の下のC8神経支配を受けていますので、C7~T1の背骨を正しい位置に戻したところ、すぐに中指のシビレは解消!長年の指のシビレが30分ほどの検査と矯正で回復しました。
別のケースでは、椎間板ヘルニア診断でしたが、SLRテストや脊髄内圧迫検査では反応がなく、背骨や骨盤の関節を検査したところ、左側腸骨の前方(AS変位)による類似したような症状が出ていたケースもあります。
この場合は、坐骨矯正を行い梨状筋を緩めて終了です。この症状も検査から矯正まで30分もあればOKでした。1年ほど取れない痛みが初回で激減し、2回目で殆ど解消!念のために3回目の治療を実施!
このように何らかの症状がある場合は、それに適応した検査をしなければなりません。検査をすることでその症状の原因がある程度特定でき、解決策を施すことができます。
検査法は、背骨のすべて、骨盤や恥骨、肩関節や肘関節、手の関節から
下肢の股関節、膝関節、足関節などすべての関節と言って良いほど行なえます。
スポーツ外傷なども検査をすると、ある特定の関節に問題があったり筋力が弱かったりするケースもあります。その場合は、正しい関節の位置へ戻して、その周辺の筋肉の神経支配部位を調整、筋力が入るかを検査して、筋力の左右差のバランスをチェック!
もし、その筋力自体が弱い場合は、筋力アップのためのトレーニング法をアドバイスします。
佐賀で有名ないくつかの某陸上部は割りと診る機会も多く、筋力アップが必要なことも多々あるようです。またバスケットやバレー、野球やサッカー、水泳などもよく診ています。早朝野球をされている方々の肩や肘、腰痛も多いですね!
何か変?と思ったら、そのまま症状が酷くなる前に検査治療するのが最適です。
アスリートは自己の健康管理が大切ですね!
中々改善されないケースでしたら、一度ご来院下さい。
ライフ・フィールドカイロプラクティック外来センター
お電話でのご予約は、0952-27-1313まで!