腰椎前方変位(すべり症)の男性

2015年04月24日

 WHO国際基準のカイロドクター at 17:10 | Comments(0) | 腰痛全般
臨床ケース:腰椎前方変位(医療機関での診断は、腰椎すべり症)

男性57歳、会社員、建設業
身長171cm、体重85kgのがっしりタイプ。
仕事柄、昇ったり降りたり、重い物も持つことも多い。

腰椎前方変位(すべり症)の男性











【主訴】
腰痛、右下肢へのシビレ、筋力が入らない。
後ろに反ると違和感がある。
右肘関節辺りに違和感。両肩の肩こり。
首には違和感は感じない。

30代初めの頃、腰痛で動けなくなったことがある。
そのときは整形にて神経ブロック注射で数日、安静にて回復。
それ以降、整形や鍼灸にて腰部を治療している。

今回は、今年の初めから腰部に痛みが発生、
その後、右下肢にシビレ感と筋力が入らない感触が継続中。
また右腕の肘関節周辺に違和感あり。

既存患者さんのご紹介にて来院。

【検査】
下肢の感覚は正常
下肢の足関節、膝関節、股関節の可動性は正常
下腿筋群及び大腿部筋群の検査は、大きなマイナスは見られない。
股関節の右側の上方及び前方変位
右側小中殿筋及び筋膜張筋の緊張が若干あり。

骨盤検査では、右PI-EX、仙骨基底部の若干の後方
腰椎検査では、L5の大きな前方変位、L4の少しの前方、L5とL4のPR変位

右腕の違和感は、何かの時に感覚的に何か変に感じる。
いつもの状態ではないらしい。

肘関節の検査では、手関節・肘関節・肩関節の動きは正常。
上肢の筋群の筋力も正常。
右鎖骨の前方と下方変位あり。

下部頸椎と上部頸椎にそれぞれ変位を確認。
常に右側への回旋と左側への軽度屈曲傾向の姿勢が多い。
その状態にて筋力を検査すると、筋の弱化が現れる。
肘関節の違和感は、頸椎の彎トラブルを思われる。

初回のカイロ調整は、腰部の痛みの主原因と思われるL5の前方変位を正常な位置に矯正。頸椎の下部変位を矯正し、終了です。

腰部の痛みはほとんど無くなり、腕の違和感も解消。
体の歪みを説明し、姿勢をしばらくは少し伸ばす。
そして、腹筋の強化が必要であることを伝え、体の全体的な右回旋が関係しているため注意して頂くようにアドバイス。

ほぼメインの腰部の痛みと右腕の違和感は無くなり、とても喜ばれていました。
説明とアドバイスも思い当たることばかりと納得されていました。

日頃の姿勢や腹筋強化は大切ですねと笑顔で帰られました。
次回は来週にご予約です。

今回は、後ろに反ると腰部に痛みの出る方に多い症状でした。
同じような方は、不用意に後ろに反らないようにして下さい。
そして、腹筋の強化が必要です。

長年、前方に腰椎が入り込んでいる場合は、早期に正常な位置に出す必要があります。何かの拍子にグッと入り込むと、強い痛みやシビレだけでなく、動けなくなる場合もあります。

腰痛の特徴は、起こすたびに痛みが徐々に酷くなったり、シビレを伴うようになるケースが多いです。痛みや違和感が軽い内に正確な検査と矯正で正しい関節の状態に維持しましょう!

これだけで、体はかなり快調に変化してくれます。


ライフ・フィールド カイロプラクティック外来センター
佐賀市兵庫町瓦町982-10 ご予約電話0952-27-1313

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