84歳(女性)、体の歪みと腰痛
2010年08月03日
WHO国際基準のカイロドクター at 01:09 | Comments(0) | 筋バランスメソッド療法
高齢者の方もカイロプラクティックで元気になられている方、たくさんおられますが、今回の臨床報告は84歳の女性のケースです。
主訴:体の歪みと腰痛です。
体の歪みは、もう10年以上も前からのようです。
背中にいくつか痛みが出ており、腰痛もかなり痛いとのこと。
ご高齢の方ですが、日常生活は痛みの苦痛はあるけどされており、日課の散歩もされています。ただ寝たり起きたりなど、姿勢を大きく変える際に肋骨や背中、腰に痛みを感じるそうです。
過去、整形外科に、現在整骨院等に通院中です。
これまでの医療機関での治療の大半は、物療で暖めるホットパックや電気が中心だったようです。
近所の当センターに来られている患者さんからのご紹介で初来院です。
検査は、外見上の姿勢や前屈・伸展・側屈・回旋の動き確認では、どの姿勢でも体のどこかに違和感や痛みが現れます。
全体的な姿勢では前屈み傾向での歩行が多く、上半身の背中も背骨と肋骨の歪みが顕著に現れ、腰部も極端に右側に飛び出しています。
しかし、逃避性の姿勢ではなく、長い習慣によるものなので、まっすぐにして頂いても痛みが強く変化しません。
少し前屈みの姿勢は、家の中や外出時も同じのようです。
楽な姿勢はやはり座位です。背筋を伸ばすと全体的な痛みが増強します。
座位は、正座で背中を丸めた姿勢が一番楽に感じるそうです。
前屈姿勢が楽な方は、おおよそ背中が後湾し始めている証拠で、体を少し前傾させた姿勢で歩行します。
この患者さんは、そのままの姿勢ですが、背中の曲がりがもっと大きい状態です。
前屈以外の姿勢は、どの姿勢も違和感が出ますが、体の動きが極端に少なくなっています。
痛い → 動かない → 動けなくなる → さらに歪む
上記のような習慣的環境が長く、姿勢を伸ばそうとすると、腰(お腹)を突き出すような姿勢にならざる得ない状況。
運動もされていないし、日常の動きも少ない、、、、そんな体の現状は痩せ細っておられます。筋肉も殆どついておらず、筋力も期待できません。
まずは腰部の痛みをどうやって改善していくか?
いつもなら院長にフルスパインでアクティベーターをお願いするのですが、今回は筋バランスメソッドにより改善を試みました。
年齢的問題、運動能力の欠如、動きの減少、それに骨粗鬆症の可能性が高いことを考慮です。
まず、うつぶせに寝てもらっても腰部(腹部)がすんなりベッドにつかないため、しばらくは腹部に枕を差込、下肢の筋バランス調整を行いながら下肢全体の緊張を取り除きました。その時間約10分ほどです。
すると、腹部がベッドに落ちるように変わりましたので、体の中心軸を修正するバランスメソッドで左右の歪みを調整。
股関節の動きも悪く、脚が広がりません。でも少しずつ拡大していくとかなり広がるようになりました。
次に仰向けで脚をまっすぐに伸ばせる状態に調整しました。
実は、仰向けになってもらったところ、両脚をまっすぐには伸ばせなかったのです。これは腰部との問題があるためにそうなります。
腰部の大きな後彎の下に柔らかい枕を敷いて、今度は上肢の調整に入ります。
5分もすると、脚がまっすぐに伸ばせるように変化してきました。
次に片側ずつ、脚を伸ばしたまま上げ下げしてもらいます。これを交互に実施!
案の定、腰部の後湾がまっすぐに変わってきています。これは、脚を引き上げる筋力を使いながら背筋を働かせているのです。そうすることで、後湾した腰部がお腹側の正しい位置方向に力が働きよい効果を与えます。
脚力が殆ど期待できませんでしたので、案の定、脚の上げ下げが功を奏しました。
次に四つんばいになっていただいて、腰(お尻)を左右にクネクネしてもらいます。
このことで、腰部の左右の歪みと可動性を高めます。
そして、最後に再び、人体の中心軸を調整するバランスメソッドテクニックを使用しました。
右側に飛び出したような姿勢はかなり改善しました。
痛みも少なくなったようです。
立位時の前傾姿勢も少し改善しています。
これも楽になりましたと喜ばれました。
前屈時の痛み軽減
後屈時の痛み軽減
側屈時の痛み軽減
回旋時の可動域拡大、痛みなし!
最後にとても気持ちよかったと笑顔で話されました。
関節の可動域はどこもかしこも不完全な状態です。
不完全というより、これまで体を動かすことが極端に少なかった証拠ですね!
今回の調整はこれで終わりです。週2回のペースで調整を実施予定!
状態を見ながら調整期間を検討します。
皆さんも同じような調整法を覚えることができます。
→ 筋バランスセラピスト
ライフ・フィールド カイロプラクティック外来センター
佐賀市兵庫町瓦町982-10 ご予約電話0952-27-1313




主訴:体の歪みと腰痛です。
体の歪みは、もう10年以上も前からのようです。
背中にいくつか痛みが出ており、腰痛もかなり痛いとのこと。
ご高齢の方ですが、日常生活は痛みの苦痛はあるけどされており、日課の散歩もされています。ただ寝たり起きたりなど、姿勢を大きく変える際に肋骨や背中、腰に痛みを感じるそうです。
過去、整形外科に、現在整骨院等に通院中です。
これまでの医療機関での治療の大半は、物療で暖めるホットパックや電気が中心だったようです。
近所の当センターに来られている患者さんからのご紹介で初来院です。
検査は、外見上の姿勢や前屈・伸展・側屈・回旋の動き確認では、どの姿勢でも体のどこかに違和感や痛みが現れます。
全体的な姿勢では前屈み傾向での歩行が多く、上半身の背中も背骨と肋骨の歪みが顕著に現れ、腰部も極端に右側に飛び出しています。
しかし、逃避性の姿勢ではなく、長い習慣によるものなので、まっすぐにして頂いても痛みが強く変化しません。
少し前屈みの姿勢は、家の中や外出時も同じのようです。
楽な姿勢はやはり座位です。背筋を伸ばすと全体的な痛みが増強します。
座位は、正座で背中を丸めた姿勢が一番楽に感じるそうです。
前屈姿勢が楽な方は、おおよそ背中が後湾し始めている証拠で、体を少し前傾させた姿勢で歩行します。
この患者さんは、そのままの姿勢ですが、背中の曲がりがもっと大きい状態です。
前屈以外の姿勢は、どの姿勢も違和感が出ますが、体の動きが極端に少なくなっています。
痛い → 動かない → 動けなくなる → さらに歪む
上記のような習慣的環境が長く、姿勢を伸ばそうとすると、腰(お腹)を突き出すような姿勢にならざる得ない状況。
運動もされていないし、日常の動きも少ない、、、、そんな体の現状は痩せ細っておられます。筋肉も殆どついておらず、筋力も期待できません。
まずは腰部の痛みをどうやって改善していくか?
いつもなら院長にフルスパインでアクティベーターをお願いするのですが、今回は筋バランスメソッドにより改善を試みました。
年齢的問題、運動能力の欠如、動きの減少、それに骨粗鬆症の可能性が高いことを考慮です。
まず、うつぶせに寝てもらっても腰部(腹部)がすんなりベッドにつかないため、しばらくは腹部に枕を差込、下肢の筋バランス調整を行いながら下肢全体の緊張を取り除きました。その時間約10分ほどです。
すると、腹部がベッドに落ちるように変わりましたので、体の中心軸を修正するバランスメソッドで左右の歪みを調整。
股関節の動きも悪く、脚が広がりません。でも少しずつ拡大していくとかなり広がるようになりました。
次に仰向けで脚をまっすぐに伸ばせる状態に調整しました。
実は、仰向けになってもらったところ、両脚をまっすぐには伸ばせなかったのです。これは腰部との問題があるためにそうなります。
腰部の大きな後彎の下に柔らかい枕を敷いて、今度は上肢の調整に入ります。
5分もすると、脚がまっすぐに伸ばせるように変化してきました。
次に片側ずつ、脚を伸ばしたまま上げ下げしてもらいます。これを交互に実施!
案の定、腰部の後湾がまっすぐに変わってきています。これは、脚を引き上げる筋力を使いながら背筋を働かせているのです。そうすることで、後湾した腰部がお腹側の正しい位置方向に力が働きよい効果を与えます。
脚力が殆ど期待できませんでしたので、案の定、脚の上げ下げが功を奏しました。
次に四つんばいになっていただいて、腰(お尻)を左右にクネクネしてもらいます。
このことで、腰部の左右の歪みと可動性を高めます。
そして、最後に再び、人体の中心軸を調整するバランスメソッドテクニックを使用しました。
右側に飛び出したような姿勢はかなり改善しました。
痛みも少なくなったようです。
立位時の前傾姿勢も少し改善しています。
これも楽になりましたと喜ばれました。
前屈時の痛み軽減
後屈時の痛み軽減
側屈時の痛み軽減
回旋時の可動域拡大、痛みなし!
最後にとても気持ちよかったと笑顔で話されました。
関節の可動域はどこもかしこも不完全な状態です。
不完全というより、これまで体を動かすことが極端に少なかった証拠ですね!
今回の調整はこれで終わりです。週2回のペースで調整を実施予定!
状態を見ながら調整期間を検討します。
皆さんも同じような調整法を覚えることができます。
→ 筋バランスセラピスト
ライフ・フィールド カイロプラクティック外来センター
佐賀市兵庫町瓦町982-10 ご予約電話0952-27-1313



