臼蓋形成不全
2021年11月04日
臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)、股関節にトラブルがない方には聞きなれない病名ですね!

股関節の周辺の痛みでよく来院されます。
整形外科を受診後、臼蓋形成不全と言われたと診断を受けておられる場合が多いです。
歩いたり、走ったり、階段の上り下りなどがキッカケで痛みが出るようになるケースが多いです。
これは骨盤の臼蓋(股関節骨頭を納める穴)という受け皿のような部分があり、大腿骨の骨頭が納まるように構成されています。その臼蓋の形状が小さすぎたり、上の笠が少なかったりなどの不完全なために、股関節に痛みが生じます。これを臼蓋形成不全といいます。
図にありますように、骨盤側の臼蓋の上部分がしっかりある場合は、股関節が安定していますが。右の図のように股関節が不安定な関節を形成する環境では痛みが出る可能性があります。
通常は少しの形成不全では、すぐに痛みが出るわけではありませんが、30代前後~40代の年齢で、久しぶりにハードが運動をしたり、階段の上り下りが辛かったり、走りこんだりした結果、股関節の内外に違和感が出始めたりします。当初はその痛みも治まったりしますが、再び違和感や痛みとなって症状が出て来ます。その関係で、心配されて整形外科を受診、臼蓋形成不全の診断になります。
そういう方でも若い頃は運動していて問題は起きません。ハードな運動でも柔軟性と筋力によって悪い影響にはならないようです。やはり筋力のお陰のようです。
なぜ臼蓋形成不全になったのか?
その原因はいろいろありますが、まずは、子供の頃、特に0歳児からの環境が影響していると考えています。
赤ちゃんが歩行するまでには、うつ伏せからのハイハイする時期があります。
この時期に、すぐに歩行に乗せたりする親御さんがおられますが、これを止めたほうがいいです。
ハイハイさせることで、自分の体重を骨盤を通じて股関節に伝えます。このハイハイの環境が骨盤の臼蓋形成に繋がり、その後に歩行へと移ります。この過程が少ないと、所定の位置への負荷が少な過ぎて、形成が不完全になると考えています。
【臨床】
お母様と一緒に治療を受けられている娘さん(29歳)も股関節周辺の痛みでした。
学生時代はバドミントンをされていて活発なお嬢さんだったそうです。
お母様にお尋ねしたところ、ハイハイはあまりせずに歩き出すのが早かったそうです。
骨の成長は、遺伝と刺激によって形成されますので、その影響が少なからずあったのだと思います。
臼蓋形成不全も初期のさほど心配する必要のないものから、変形性の股関節症に移行しているものまであります。
数ミリある軟骨が目減りして、骨頭や臼蓋が変形して行きます。変形が進むと歩行ができなくなり、人工関節の置換手術となります。
できる限り自分の骨で生活したいですね。
上記のお嬢さんは、初めての違和感や痛みでしたので、3回ほどの矯正で痛みは消失しています。
股関節のズレは、上方そして内旋、骨盤がPI-EX、仙骨は上方そして後方です。
膝関節の前方のズレでした。
座り方をしっかり覚えて頂きました。
このような検査と矯正はカイロプラクティックのみです。
股関節の違和感や痛みでお困りの方、膝や股関節トラブルは早期治療が必須です。
なぜなら、変形が進むときれいな骨の形状には戻りません。変形が進む前にチェックが必要です。
過去に一度でも痛んだことがある方は、ご相談ください。
らいふ整骨院、ライフ・フィールド カイロプラクティック外来センター
佐賀市兵庫町瓦町982-10 ご予約電話0952-27-1313


股関節の周辺の痛みでよく来院されます。
整形外科を受診後、臼蓋形成不全と言われたと診断を受けておられる場合が多いです。
歩いたり、走ったり、階段の上り下りなどがキッカケで痛みが出るようになるケースが多いです。
これは骨盤の臼蓋(股関節骨頭を納める穴)という受け皿のような部分があり、大腿骨の骨頭が納まるように構成されています。その臼蓋の形状が小さすぎたり、上の笠が少なかったりなどの不完全なために、股関節に痛みが生じます。これを臼蓋形成不全といいます。
図にありますように、骨盤側の臼蓋の上部分がしっかりある場合は、股関節が安定していますが。右の図のように股関節が不安定な関節を形成する環境では痛みが出る可能性があります。
通常は少しの形成不全では、すぐに痛みが出るわけではありませんが、30代前後~40代の年齢で、久しぶりにハードが運動をしたり、階段の上り下りが辛かったり、走りこんだりした結果、股関節の内外に違和感が出始めたりします。当初はその痛みも治まったりしますが、再び違和感や痛みとなって症状が出て来ます。その関係で、心配されて整形外科を受診、臼蓋形成不全の診断になります。
そういう方でも若い頃は運動していて問題は起きません。ハードな運動でも柔軟性と筋力によって悪い影響にはならないようです。やはり筋力のお陰のようです。
なぜ臼蓋形成不全になったのか?
その原因はいろいろありますが、まずは、子供の頃、特に0歳児からの環境が影響していると考えています。
赤ちゃんが歩行するまでには、うつ伏せからのハイハイする時期があります。
この時期に、すぐに歩行に乗せたりする親御さんがおられますが、これを止めたほうがいいです。
ハイハイさせることで、自分の体重を骨盤を通じて股関節に伝えます。このハイハイの環境が骨盤の臼蓋形成に繋がり、その後に歩行へと移ります。この過程が少ないと、所定の位置への負荷が少な過ぎて、形成が不完全になると考えています。
【臨床】
お母様と一緒に治療を受けられている娘さん(29歳)も股関節周辺の痛みでした。
学生時代はバドミントンをされていて活発なお嬢さんだったそうです。
お母様にお尋ねしたところ、ハイハイはあまりせずに歩き出すのが早かったそうです。
骨の成長は、遺伝と刺激によって形成されますので、その影響が少なからずあったのだと思います。
臼蓋形成不全も初期のさほど心配する必要のないものから、変形性の股関節症に移行しているものまであります。
数ミリある軟骨が目減りして、骨頭や臼蓋が変形して行きます。変形が進むと歩行ができなくなり、人工関節の置換手術となります。
できる限り自分の骨で生活したいですね。
上記のお嬢さんは、初めての違和感や痛みでしたので、3回ほどの矯正で痛みは消失しています。
股関節のズレは、上方そして内旋、骨盤がPI-EX、仙骨は上方そして後方です。
膝関節の前方のズレでした。
座り方をしっかり覚えて頂きました。
このような検査と矯正はカイロプラクティックのみです。
股関節の違和感や痛みでお困りの方、膝や股関節トラブルは早期治療が必須です。
なぜなら、変形が進むときれいな骨の形状には戻りません。変形が進む前にチェックが必要です。
過去に一度でも痛んだことがある方は、ご相談ください。
らいふ整骨院、ライフ・フィールド カイロプラクティック外来センター
佐賀市兵庫町瓦町982-10 ご予約電話0952-27-1313



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