肩トラブルでの注意点
2009年06月20日
WHO国際基準のカイロドクター at 03:24 | Comments(0) | 肩の障害・肩コリ

肩コリの多くは、パソコン操作や事務職の方のように、座った環境での長時間の腕肩への負担が原因です。筋肉のコリは、血液循環の悪さが原因ですので、頻繁に大きく動かすことが解決の早道です。
あるデータでは、同じ姿勢での作業が約40分ほど継続さすると、疲労物質である乳酸が放出されて蓄積が始まるといわれています。痛みの原因はこの乳酸です。筋肉を動かしてエネルギーを燃焼させたカスと理解して下さい。これが溜まって来ると痛みを出し始めます。
普通は、そこまで部分的な負担のある作業は少ないのですが、PCや事務職といった専門職の方の場合は、朝から夕方までという方が非常に多いのです。これでは肩の筋肉が固くならないはずがありません。
作業量が多い方の比較でも、立って作業している方や座ったり立ったりしている方と比べて、事務職やPCのキーパンチャーさんでは、明らかに肩コリを訴える方が多いようです。それに手先で細かい作業をされている方も同様です。
またキーボードを打つ力や筆圧が強く、肩コリや首の痛み、頭痛まで発生している方も少なくありません。しかし、同じ作業をしている方で肩も凝らない、首も痛くないという方がおられます。
その方々は、姿勢がよくて肩や腕の力が自然に抜けておられるようです。つまり、姿勢もキレイで余計な力を入れずに作業をされていることが分ります。
そこで、力の配分を意識したり、できるだけ身体を伸ばしたり、肩を回したりして固定された姿勢を解すことが大切です。血液の流れを促進すれば疲労物質である乳酸の蓄積を防ぐことができます。一定時間作業をしたら、一度デスクを離れて腕肩を回したりして下さい。
これだけでも肩コリの度合いが軽減されるはずです。それと余計な力みを減らすようにしてみて下さい。これだけで、酷い肩コリが減少した方々も多数おられます。特に姿勢は関係が深いです。正しい姿勢を意識して慣れることです。
座っている時間が長い人に肩コリは多く、立っている人には肩コリは少ないです。
頑固でギクシャクした固い肩コリやスポーツ等による肩障害のケースでは、姿勢が猫背になっている方が非常に多く、肩が前に傾いています。
肩は、猫背になると肩の前方がより前に出てきます。肩関節は引き上げられ、内旋と言って猫背同様の形を作ります。そして、痛み側の肩を下にして休まれている方が多いようです。
肩が体重による圧迫と内旋により、肩の動き悪くしていきます。さらに鎖骨のズレも発生させたりして、肩を動かすと肩関節内でグリグリという音が出てきます。これは腱が擦れる音で、動きによる違和感や痛みを引き起こす原因です。
関節内で組織の挟み込みがおきると、ある動きで違和感や痛みが起きます。インピンジメントという症状です。さらにローテーターカフと呼ばれる肩関節のアーチ部で腱がスムーズに動けるスペースが減少して、痛みの再現がおき始めます。
治療を受けられている方は、痛み側を下にして寝ないことが重要です。長年、はまり込んだ肩がすぐに元の悪い位置に戻ってしまいます。日常管理が大切になってきます。
さらに腕枕や腕を上の方に挙げた状態も症状を繰り返しますので、動かし方を注意する必要があります。
軽い肩コリであれば、頻繁に腕肩を動かしてコリを解しましょう。首の骨を鳴らす方も多いですが、これは肩や首周辺の筋肉に緊張を与え続けることになります。また非常に危険な行為ですのですぐに中止して下さい。
指の骨をよく鳴らす方に多いのですが、指の関節が太くなってきます。首の骨を鳴らしていると、同じように骨の変形が早く起き始める可能性が高くなります。首の骨が鳴ると、楽に感じますが正しい位置に修正されているわけではありません。
投球障害などでも、無理な投球は控えたほうが改善も早くなります。肩の痛みやグリグリと音が出る場合も痛みや音を確認するような動かし方は癖になったり痛みを増強させることになります。
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