足のアーチ障害
2014年04月30日
WHO国際基準のカイロドクター at 04:52 | Comments(0) | 足の症状

足の障害は、捻挫だけでなく多岐にわたります。
その中でもスポーツ選手に多く、運動能力にも深い関係があります。
スポーツには、いくつかの特徴があります。
跳躍を特長とするか?
疾走を特長とするか?
横(左右)の動きが多いか?
前(若干後も)の動きが多いか?
、、、、などに分けられます。
どのスポーツも体重を足で支え、地面からの反発を利用していますね。
それら多くの環境の変化に対応しているのが「足アーチ」です。
足アーチといえば、偏平足を想像される方が多いでしょう。
足にとってアーチはとても重要な要素です。
一般的には、足のアーチは3つが良く知られています。
1.内側縦アーチ(踵骨・距骨・舟状骨・第1楔状骨・第1中足骨)
2.外側縦アーチ(踵骨・立方骨・第5中足骨)
3.横アーチ(第1~5中足骨)
4.足根骨アーチ(第1~3楔状骨・立方骨)
4つ目は、アーチとしてみなされていないケースもあります。
また3の横アーチと同じと分類されているものもあります。
たぶん、分野の違いなのでしょう。
カイロプラクティックでは、これら4つのアーチを重要視しています。
これは足の機能面から重要視せざるを得ないのです。
その証拠にこれら4つのアーチをチェックして矯正すると
足の機能障害や捻挫等の回復が早いです。
足のアーチの目的は、衝撃分散機能にあり、
アーチが無いよりも合ったほうが機能面は、衝撃を緩衝して
トラブルの原因を減らして、運動能力を高めてくれます。
偏平足などは、腱や靭帯が伸張の限界点を越えており、
修正することが臨床的に難しくなります。
つまり、アーチを支える強靭な腱や靭帯が伸びきってしまった状態です。
そして、割と遺伝性もあるようです。
ご両親またはそのどちらかが生まれたときから偏平足の場合
高い確率でそのお子さんも偏平足というケースが多いです。
完全な偏平足の場合は、足の裏にアーチを修復するツールを利用することになります。
偏平足ではない場合は、
早期のカイロ検査と矯正で、より正常なアーチを形成させて行けます。
このような場合は、インソールを利用しません。
アーチの崩れが酷い場合は、矯正をしながらインソールを一時的に利用します。
完全な偏平足の場合は、インソールは必須ですね。
通常、正常な体重移動時のポイントは、
1.踵
2.足の外側への移動(第5中足骨あたりまで)
3.ボールジョイントを外側から内側へ抜けて第1中足骨頭へ
4.第1指~第5指で蹴っていく
凡そ、上記の体重移動があります。
これが第1指方向だけで抜けていくと、外反母趾の原因を作ります。
内股の人に多いO脚にも関係しています。
また第5指側方向へ抜けていくと、内反小指を形成しやすくなります。
各アーチの構成骨は書きましたが、アーチ形成の上で重要な骨が
1.舟状骨
2.立方骨
3.第2中足骨
4.第2楔状骨
、、、、になります。
これらの骨をより正常な位置へ矯正しない限り
不安定な要素を残すことになり、アーチは常に不安定になります。
ただし、上記の骨の矯正の必要性の検査をしなければなりません。
足を構成する骨と関節を調べて、可動性を確認し、問題があれば
他の関節を修正後に再度検査して、上記の骨を矯正します。
時間は掛かりますが、スポーツ選手にはアーチの崩れは
ある意味、能力発揮の致命傷となりかねません。
・過去に捻挫を繰り返したり、偏平足気味?と思われる方
・もしくは、痛めて移行、アーチが現象している方
・靴の裏の減り方が左右で極端に異なる方
・踵の部分の減り方が早い方
・足のアーチが心配な方、、、など
足アーチは、できるだけ早期に、そして子供の頃から正しい形成を作る必要があります。
歩くことが少なくなった現在、足のチェックはぜひお薦めしたいメンテナンスです。
一度、当カイロプラクティックを受診されて下さい。
足のアーチを調べて、必要な調整を行います。
ライフ・フィールド カイロプラクティック外来センター
佐賀市兵庫町瓦町982-10 ご予約電話0952-27-1313

