股関節痛と股関節ズレの種類

2009年06月28日

 WHO国際基準のカイロドクター at 03:22 | Comments(0) | 股関節痛
股関節障害(骨折や変形性股関節症を除く)について!

股関節の障害は、スポーツや日常生活でも起きる障害です。特に何かをしたという原因が不明なものも多く、レントゲンでは骨や関節に問題が見つからないケースも多いようです。今回は、レントゲンで骨折や骨頭壊死、変形性股関節症なども省いた部分で少しご紹介します。

股関節の痛みで来院されるケースでは、股関節の前方の奥の方の痛みや後方側の痛み、前方の鼠頚部周辺の痛みによるものが多いです。可動域も大きく臼状関節と呼ばれ、歩行や運動など、あらゆる動作の再現に深く関与しています。

検査による痛みの発生は、内旋時の痛み、外旋時の痛み、外転時の痛み、屈曲時の痛みなどで再現されることが多いようです。その中でも特に多いのは、内旋時の痛みと外旋時の痛みです。中には歩き出し時に足を前に出しづらい時があると訴えられる方もおられます。

原因は、座り方以外にも歩き過ぎによる一時的な痛みや階段の昇り降りによる負担、筋力の低下などもあります。ヨガなどで無理に股関節をあぐらのように倒したがために痛みを作ったケースも多々あります。あぐらができないからと無理に膝を倒さないようにして下さい。

性別では男性よりも女性の方に多く、座り方だけでなく、出産時の問題で起きる場合もあります。また幼少の頃、股関節の先天性脱臼による発見措置が遅れたために変形性による可動域の制限が起きている方もおられます。

日常では、過剰な股関節の屈曲位+内旋+外転による「横座り」がもっとも多く、次に「ペチャンコ座り」です。これらの座り方は、座する習慣を持つ私たち日本人特有の座り方で、女性の方に多く股関節や膝関節への長年の圧迫によるものと思われます。

横座りは、片側はあぐらのような格好になり、片側は脚(膝から下)を内側に捻った状態で外に出すような格好になります!このとき、股関節と骨盤で関節を構成する部位では、内下方に少し脱臼させたような状態で座っていることになります。これが「ぺちゃんこ座り」では、両側の股関節に同じような状態を作っています。

座り方は同じように見えても個々に比較しますと、個人差が大きいです。これはその方の体重圧迫や座る際の体重の掛け方、外側への出す角度の範囲です。

「あぐら座り」しかできない男性の方に横座りをして頂くと、身体をまっすぐな状態では保持できません。倒れそうになるうえに、股関節や腰部に違和感や痛みが生じます。本来ならば、それほど辛い状況なのです。しかし、幼い頃より毎日行って来た結果、横座りやペチャンコ座りが楽にできるようになります。

子供の頃から、この座り方ばかりをしていると内股気味になって「O脚」になりやすいです。気をつけの姿勢をすると、膝から下の「ふくらはぎ」が外側に大きく飛び出したような格好になってきます。

個人的には、「横座り」や「ぺちゃんこ座り」はあまりお薦めではありません。

少し痛みを感じる程度では、我慢してそのまま座られる方も多く、痛みが徐々に増加して来る傾向にありますので要注意です。

通常、股関節痛で来院された場合は、どのような時に痛みがでたのか?いつ頃から出始めるようになったのか?その痛みは変化が現在どうなのか?など、その他いろいろお聞きします。特に座り方を尋ねますと、共通点が多いようです。

股関節の可動域によるトラブルの場合は、同じ検査で必ず違和感や痛みが発生します。つまり、動きに対する再現性があります。そして、その検査の多くがその方の座り方と一致しているケースが多いです。

カイロプラクティックでは、股関節の検査では以下の種類があります。あらゆる動きの検査を実施します。すると、どの動きの時に痛みがあるかがすぐに分ります。

検査による痛みと訴えによる痛みは、共にどのような時に痛むのかが分ります。何かの原因で動きに制限が起きていて痛むのか?それとも何かの原因で動きが過剰すぎて(可動性亢進)痛むのか?

1.下方変位検査
2.上方変位検査
2.屈曲変位検査
3.伸展変位検査
4.内旋変位検査
5.外旋変位検査
6.内方(外転)変位検査
7.外方(内転)変位検査
8.下方変位検査(股関節屈曲)
9.内旋変位検査(股関節屈曲)
10.外旋変位検査(股関節屈曲)

上記の専門的な検査を実施して、可動域の制限が起きている場合は、可動性を回復するような矯正を注意して行います、可動域が過剰な場合は、動きを制限するような補助的方法を選択します。どちらのケースも日常生活上で、痛みを繰り返さないことが最も重要です。

痛みを繰り返していると、ますます症状が酷くなったり、痛みが減らなくなります。間違って動かそうとしたり、身体の向きを変えようとして「あいたっ!」を繰り返さない・再現しないことを気をつけなければなりません。

何度も繰り返していると症状は悪化します。ちょっとした違和感でも極力出ないように身体を使い方に注意して下さい。回復の日数にも関係してきます。
筋力の弱い方は、筋力アップは必須です。体重だけでなく動きによって体重以上の負荷が掛かる姿勢などもあり、筋力トレーニングで筋力を強化して下さい。

また検査をしても痛みが再現されないケースもあります。これは、膝関節や骨盤の歪み、恥骨の歪み、腰部の神経系トラブルが関係している場合です。そのときは、関係する部位の関節の矯正が主にとなり、割と早期に解決します。

股関節痛がたまに起きるという方は、一度カイロプラクティックを受けてみて下さい。強い痛みの場合は、変形性の可能性もありますから、まずは整形外科で診断を仰ぐ必要もあります。

ライフ・フィールド カイロプラクティック外来センター
電話0952-27-1313 予約制です!

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