腰痛:腸骨の歪み(PI変位)
2009年05月09日
WHO国際基準のカイロドクター at 01:58 | Comments(0) | 腰痛全般
腰痛にはいくつものパターンがあります。
背骨の腰椎や骨盤に原因があるものから、骨盤にある仙骨に原因があるもの。また婦人科系や内科的疾患によるものなど沢山存在します。さらに精神的なストレスが関与しているものもあります。
今回は、骨盤の歪みの中で割りと多い骨盤関節の仙腸関節由来の関節の歪みを紹介します。
仙腸関節というのは、骨盤の腸骨と仙骨から形成される関節で両側の骨名により作られた関節の名称です。
この仙腸関節は、骨盤の動きを司っており、腹部の下方にある恥骨を基点に
前後と左右、それらが噛み合わさった動きを再現しています。
その中で、股関節が関係する骨を寛骨といい、3つの骨で構成されます。
腸骨、坐骨、そして恥骨です。寛骨は、仙骨を両側から挟んでいる骨です。
歩行時は、歩行(股関節の動き)に合わせて少し前方に動いたり、後方に動いたりします。常に動きが再現され、起立の姿勢になれば、所定の位置に戻る機能があります。
ところが、膝を組むような動き時には、同じ側の腸骨は後方に大きく捻られて
仙腸関節に負荷を与えています。この動きが元に戻らなくなると、違和感が出てきます。
すぐに出る場合と徐々に出る場合とあるようです。中にはクシャミの反動が原因で、後ろに大きく捻られたまま固まってしますと、いわゆるギックリ腰状態になってしまいます。
この腸骨の歪みをPIといい、腸骨が後方、そして下方に移動した状態を現しています。
この部位だけのトラブルの場合は、カイロ的アジャスト(矯正)を行えば
わりとあっさり痛みが軽減、または消失します。それまでの痛みが嘘のようになくなります。
しかし、PIの歪みだけでなく、これに別の歪みと腰椎の歪みが絡んでいたりします。
酷い場合には、腰が真っ直ぐにできないケースもあります。これの姿勢を逃避性の姿勢といいます。痛みや神経圧迫により、体が真っ直ぐにできなくなります。このような時に、歪みの検査ミスを行うと、いよいよ大変な姿勢を作ってしまい、治るものが治りにくくなってしまいます。
またこのような時期での揉み解しは厳禁ですし、3~4日はアイシングすることを勧めます。
決して痛みが強いときは、長湯などで暖めないで下さい。急性期は冷却しなければなりません。
痛めて一週間も経過すれば慢性期に入りますので、暖めるのはそれからです。
このPI変位ですが、人体はバランスを維持しようと対側がASといって、
前方に捻れたような環境に感じます。関節の適切な可動検査ができないケースでは治療によって余計に痛みが強くなります。
適切な矯正が施されると、受ける前よりも痛みは軽減し、翌日には嘘のように軽くなります。数日掛かるものもありますが、患者さん自身があきらかに楽であることを感じます。
数日前に紹介されて来院された男性の患者さんは、腰が大きく右側に飛び出した姿勢で来られました。他の治療所で治療を受けたところ、痛みが増してますます体を伸ばせなくなったということでした。
調べると、右側の腸骨がPIでそれにEXという歪みが確認されました。
EXというのは、エクスターナル・ローテーションといい、仙腸関節が外側に広がっている状態です。
PI変位よりもEX変位が強く、PIを矯正しながらEXを少し強めに矯正します。
さらに腰椎の下部(S1~L5間、L5~L4間)が広がっており、ヘルニア反応も少しだけでが出ていました。
検査をすると、ヘルニアではありませんでしたので、骨盤の関節を矯正後、再確認して腰椎を軽く元に戻しました。
痛みはまだ少しはありましたが激減です。体は真っ直ぐに伸びて軽い足取りで帰られました。
3日後に来院されたときは、95%の回復状態です。かなり驚いておられました。2回目の治療でも検査を実施して、少しだけ動きの悪いEXを調整して終了です。
的確な検査と正しい矯正が行われると、このような出来事が起きます。カイロプラクティックでは日常茶飯事の出来事ですが、痛みの強い患者さんはどこに行ったら良いのか迷われている方が多いようです。迷ったら、まずは整形を受診して下さい。
カイロプラクティックの看板も多くなりましたので、電話でしっかり質問することが望まれます。検査もせずにあちこち触りまくられると、早く治る症状が治りにくくなることもあります。
このような場合の検査では、脊髄内圧の検査を行い、次に神経根の確認検査、神経トラブルが見つかれば筋力検査を行い、対象の関節状態を検査します。カイロプラクティックではあんまやマッサージ行為はしておりません。解しと称して、不用な部位へのアプローチも行いません。
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ライフ・フィールド カイロプラクティック外来センター
佐賀市兵庫町瓦町982-10 予約電話0952-27-1313
背骨の腰椎や骨盤に原因があるものから、骨盤にある仙骨に原因があるもの。また婦人科系や内科的疾患によるものなど沢山存在します。さらに精神的なストレスが関与しているものもあります。
今回は、骨盤の歪みの中で割りと多い骨盤関節の仙腸関節由来の関節の歪みを紹介します。
仙腸関節というのは、骨盤の腸骨と仙骨から形成される関節で両側の骨名により作られた関節の名称です。
この仙腸関節は、骨盤の動きを司っており、腹部の下方にある恥骨を基点に
前後と左右、それらが噛み合わさった動きを再現しています。
その中で、股関節が関係する骨を寛骨といい、3つの骨で構成されます。
腸骨、坐骨、そして恥骨です。寛骨は、仙骨を両側から挟んでいる骨です。
歩行時は、歩行(股関節の動き)に合わせて少し前方に動いたり、後方に動いたりします。常に動きが再現され、起立の姿勢になれば、所定の位置に戻る機能があります。
ところが、膝を組むような動き時には、同じ側の腸骨は後方に大きく捻られて
仙腸関節に負荷を与えています。この動きが元に戻らなくなると、違和感が出てきます。
すぐに出る場合と徐々に出る場合とあるようです。中にはクシャミの反動が原因で、後ろに大きく捻られたまま固まってしますと、いわゆるギックリ腰状態になってしまいます。
この腸骨の歪みをPIといい、腸骨が後方、そして下方に移動した状態を現しています。
この部位だけのトラブルの場合は、カイロ的アジャスト(矯正)を行えば
わりとあっさり痛みが軽減、または消失します。それまでの痛みが嘘のようになくなります。
しかし、PIの歪みだけでなく、これに別の歪みと腰椎の歪みが絡んでいたりします。
酷い場合には、腰が真っ直ぐにできないケースもあります。これの姿勢を逃避性の姿勢といいます。痛みや神経圧迫により、体が真っ直ぐにできなくなります。このような時に、歪みの検査ミスを行うと、いよいよ大変な姿勢を作ってしまい、治るものが治りにくくなってしまいます。
またこのような時期での揉み解しは厳禁ですし、3~4日はアイシングすることを勧めます。
決して痛みが強いときは、長湯などで暖めないで下さい。急性期は冷却しなければなりません。
痛めて一週間も経過すれば慢性期に入りますので、暖めるのはそれからです。
このPI変位ですが、人体はバランスを維持しようと対側がASといって、
前方に捻れたような環境に感じます。関節の適切な可動検査ができないケースでは治療によって余計に痛みが強くなります。
適切な矯正が施されると、受ける前よりも痛みは軽減し、翌日には嘘のように軽くなります。数日掛かるものもありますが、患者さん自身があきらかに楽であることを感じます。
数日前に紹介されて来院された男性の患者さんは、腰が大きく右側に飛び出した姿勢で来られました。他の治療所で治療を受けたところ、痛みが増してますます体を伸ばせなくなったということでした。
調べると、右側の腸骨がPIでそれにEXという歪みが確認されました。
EXというのは、エクスターナル・ローテーションといい、仙腸関節が外側に広がっている状態です。
PI変位よりもEX変位が強く、PIを矯正しながらEXを少し強めに矯正します。
さらに腰椎の下部(S1~L5間、L5~L4間)が広がっており、ヘルニア反応も少しだけでが出ていました。
検査をすると、ヘルニアではありませんでしたので、骨盤の関節を矯正後、再確認して腰椎を軽く元に戻しました。
痛みはまだ少しはありましたが激減です。体は真っ直ぐに伸びて軽い足取りで帰られました。
3日後に来院されたときは、95%の回復状態です。かなり驚いておられました。2回目の治療でも検査を実施して、少しだけ動きの悪いEXを調整して終了です。
的確な検査と正しい矯正が行われると、このような出来事が起きます。カイロプラクティックでは日常茶飯事の出来事ですが、痛みの強い患者さんはどこに行ったら良いのか迷われている方が多いようです。迷ったら、まずは整形を受診して下さい。
カイロプラクティックの看板も多くなりましたので、電話でしっかり質問することが望まれます。検査もせずにあちこち触りまくられると、早く治る症状が治りにくくなることもあります。
このような場合の検査では、脊髄内圧の検査を行い、次に神経根の確認検査、神経トラブルが見つかれば筋力検査を行い、対象の関節状態を検査します。カイロプラクティックではあんまやマッサージ行為はしておりません。解しと称して、不用な部位へのアプローチも行いません。
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