O脚要素を作る正座とは

2009年05月04日

 WHO国際基準のカイロドクター at 01:46 | Comments(0) | O脚について
今回は、「O脚」について書いてみます。
スタイルやプロポーション作りの中でもっとも多い問い合わせは「O脚」についてです。
日本人の80%以上はO脚といわれるほど、多くの方がO脚もしくはO脚傾向にあるようです。

では、O脚とは一体、どのような状態をいうのでしょう!

まず両足をピタッと付けて立位姿勢で確認するとある程度分ります。
以下の要領で、全身が写る鏡の前に立ってください。(気をつけの姿勢)

1.まず両足の内くるぶしが軽く着きます。
2.両ふくらはぎが軽く接触している。
3.膝の間が接触している。
4.両ふとももが軽く接触している。

上記の場合は、O脚では無いと思われます。
但し、膝のお皿の位置が内側方向を向いていないことが理想的です!

1~4の項目で当てはまらない方、O脚かO脚傾向にあります。
もっとも多いのは、膝の間が着かない方です。

なぜ日本人に極めて多いのか?
これについては、20年ほど前から調べてきましたが、どうも日本の文化と関係しているようです。
それは、座する習慣です。

O脚は男性の方よりも圧倒的に女性に多い症状です。特に正座や横座りをする方に多く見受けられます。

正座は踵を両側に倒し、その中にお尻を収めるように座りますが、この座り方は股関節や膝関節、足関節をかなり捻った座り方になっています。足の甲は親指同士が軽く触れる程度の距離にあり、足首と膝関節に負荷が掛かり過ぎる座り方です。

また正座と似たような座り方でペチャンコ座(おばあちゃん座り?)がありますが、これもO脚形成に一役かっているようです。共通点は、ふくらはぎを外側に圧迫した座り方です。

これらの座り方を長期間していると、ふくらはぎが外側に飛び出したような内股状態になりやすく、常に股関節にも内旋状態を作り出しています。幼少の頃から、この座り方をしている方は「膝を倒したあぐら座り」ができなくなります。

足首の関節は「内反」と言って、捻挫を起こしやすい位置に捻って座っていることになります。

正座は私たちの歴史ある習慣的文化ではありますが、両踵を大きく両側に割らない正座を覚えたほうがO脚にはなりにくいのです。

小さいお子さんのおられるご家庭は、踵を割らない正座をお教え下さい。子供の頃から練習していけば、O脚をかなり最小限に抑えることができます。

O脚はそれ以外にもいくつかの共通点がありますので、何回かで書いてみたいと思います。
皆さんのプロポーション作りに参考になれば幸いです。




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