15年間も腰部が右横に逃げた姿勢で生活してきたご婦人!

2009年12月09日

 WHO国際基準のカイロドクター at 01:15 | Comments(0) | 腰痛全般
月刊ぷらざ12月号を見て予約来院された年配女性のケース

このご婦人、15年前から起立姿勢だと腰が右にはみ出していた。
最近、背筋を伸ばせなくなり、焦って予約を入れられた。

医療機関ではこれ以上は治らないと言われたらしく、これまにで数多くの整体や整骨院・カイロなどにも通ったそうだ。

聞けば、15年前からしばらく立っていると腰が右側に逃げ出す。逃げ出すというより、真っ直ぐ立てなくなるのだ。しかし、痛みがあるわけではない。

このようなケースは、腰椎椎間板ヘルニアに見られる神経圧迫による逃避性の姿勢にみられる症状なのだが、このご婦人はまったく痛みがない。

ただ、最近は背筋を伸ばせなくなってきたことと、右側臀部への違和感が若干感じる程度!

検査をすると、

ヘルニア兆候も見られない。関節可動テストによる圧迫を加えても痛くも痒くもないらしい。

さらに関節可動テストでいくつかの骨格を調べると、左股関節の内転可動性が対側に比較してかなり減少していた。さらに後屈・側屈・回旋の動きが極度に少ない、また骨盤関節の両後方への変位と前後の歪みが目立つ。首の可動性も少なく左右45度程度!

腰椎下部はあきらかに後方に突出しており、触れてもわかるぐらいであった。全体的な背骨の彎曲もカーブが3つ。

15年間もこの姿勢で生活されてきたせいか、骨格の動きが制限されている部位が目に付く。可動性が少ない。筋肉も左側の背筋は膨隆し、カチカチに固い。これでは背骨の可動性は少ないはず!

うつ伏せで寝てもらっているが、右側に大きく歪み、左の骨盤が上方に引き上げられている。右の股関節があたかも飛び出したように見える。

唯一救いは、強い痛みが無いことだ。

まず可動性をつけるためにバランスメソッドで全身を調整、その後、下肢から順に関節を調整していく。骨盤の関節も異常に固く、左の股関節が内方に強い圧力が掛っていた。

どうしても身体が右側に傾くため、SOTブロックを利用してみるが、それでもまだ傾きが調整できない。

右側への体の逃避性は15年間の習慣が圧し掛かっているのだろう!左側下部腰椎間の狭窄をアクティベーターで広げるも効果が少ない。かなり固まっている感じがする。

しかし、矯正の甲斐もあり、終わって立っていただくと、背筋は真っ直ぐになることができた。

ご婦人もわずか一回の調整で真っ直ぐなれたことに驚かれていたようだ。

しかし、長時間の立位には耐えられないだろう!しばらくは、このような筋調整と骨格矯正を継続する予定です。体の動きを改善するために、弛緩法をアドバイス。尻餅を着く座位もできるだけ禁止して頂くことに!

最初の治療が終わって、ご婦人いわく、「私が探していた治療は、このような治療法だったのです!」と話された。

ライフ・フィールド カイロプラクティック外来センター
佐賀市兵庫町瓦町982-10 ご予約電話0952-27-1313

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