反ると痛い仙骨障害
2009年07月31日
WHO国際基準のカイロドクター at 03:31 | Comments(0) | 腰痛全般
腰を反ると痛いという患者さんが来院されました。
このケースは結構多い症状です。何気に腰を反ったり、背中を反ると痛みが出てきます。うつ伏せに寝る方で朝、起きる際に体を起こしますが、腰の部分はどうしても反ってしまいます。
起床後、しばらく動いていると楽になるケースです。
問題の箇所が腰椎なのか?仙骨なのか?それとも両方にあるのか?
このような方、多いかも知れません!
カイロプラクティックでは、最初にカルテ記入後、問診します。
「どのような疾患なのか?」を確認するために、以下のことを尋ねていきます。
1.いつ頃から何をしていて痛み出したのか?
2.どの部位に痛みをかんじるのか?
3.どのようにすると痛みが増強し、
4.逆にどのような姿勢だと痛みが和らぐのか?
5.痛みが出ると他の部位にも響くのか?
、、、などなど、沢山の問診が必要です。
その後、6方向への体の動きを可能な範囲で再現して頂いて、痛みの有無と部位を確認します。
次に、いくつかの整形学的な検査を行い、ヘルニアや脊髄内のトラブルが無いかを調べます。更に必要に応じて、神経的な検査を行い、カイロプラクティック検査に入ります。
どのような症状でも大凡、上記のような進行になります。
この方のケースでは、仙骨の可動に問題がありました。
仙骨は、両側に寛骨という骨盤を構成する骨があり、その腸骨と仙骨で仙腸関節を形成しています。
この仙腸関節は腰痛障害のもっとも多い箇所で、ギックリ腰にもなる部位です。骨盤の動きをもっとも再現している関節なので、必ず検査しなければなりません。検査をすることで、問題が仙腸関節上で腸骨側にあるのか、仙骨側にあるのかが分ります。
カイロプラクティック検査では、2つの方法で脚長差を確認すると、左右どちら側の骨盤が前方に捻れ、どちら側が後方に捻れているかが分ります。
次に仙骨の必要な部位の可動検査を行ないます。
検査の結果、仙骨の基底部が過剰に動くことが分りました。腰を反ると痛みが出る原因と繋がります。また、その上に位置する腰椎の5番~4番もチェックします。一緒にお腹側に入り込んでいる場合があるからです。
この方は腰椎には問題が無く、仙骨のみのトラブルでした。
下肢の某筋群の筋力検査(S1~S2支配)で陽性があり、これもしっかり繋がっています。
仙骨の歪みは、前方や後方だけでなく、斜め方向にも歪みますので熟練した検査が頼りです。
仙骨を軽く矯正し、痛みの出方と神経的な筋力の検査を確認したところ、筋力もしっかり入っており、痛みも軽減していました。4日後に2回目の治療を行い、仙骨が安定したようです。
痛みの原因が明確になり、歪みの矯正がしっかり達成されて、関節が安定すると割と即効性があります。この方が痛みを感じたために、無理をしなかったのが良かったです。
割とアッサリ改善したので、もっと早く来れば良かったと仰ってました。
確かにその通りです。痛みやシビレを感じたら、早めの受診がお薦めですね!
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このケースは結構多い症状です。何気に腰を反ったり、背中を反ると痛みが出てきます。うつ伏せに寝る方で朝、起きる際に体を起こしますが、腰の部分はどうしても反ってしまいます。
起床後、しばらく動いていると楽になるケースです。
問題の箇所が腰椎なのか?仙骨なのか?それとも両方にあるのか?
このような方、多いかも知れません!
カイロプラクティックでは、最初にカルテ記入後、問診します。
「どのような疾患なのか?」を確認するために、以下のことを尋ねていきます。
1.いつ頃から何をしていて痛み出したのか?
2.どの部位に痛みをかんじるのか?
3.どのようにすると痛みが増強し、
4.逆にどのような姿勢だと痛みが和らぐのか?
5.痛みが出ると他の部位にも響くのか?
、、、などなど、沢山の問診が必要です。
その後、6方向への体の動きを可能な範囲で再現して頂いて、痛みの有無と部位を確認します。
次に、いくつかの整形学的な検査を行い、ヘルニアや脊髄内のトラブルが無いかを調べます。更に必要に応じて、神経的な検査を行い、カイロプラクティック検査に入ります。
どのような症状でも大凡、上記のような進行になります。
この方のケースでは、仙骨の可動に問題がありました。
仙骨は、両側に寛骨という骨盤を構成する骨があり、その腸骨と仙骨で仙腸関節を形成しています。
この仙腸関節は腰痛障害のもっとも多い箇所で、ギックリ腰にもなる部位です。骨盤の動きをもっとも再現している関節なので、必ず検査しなければなりません。検査をすることで、問題が仙腸関節上で腸骨側にあるのか、仙骨側にあるのかが分ります。
カイロプラクティック検査では、2つの方法で脚長差を確認すると、左右どちら側の骨盤が前方に捻れ、どちら側が後方に捻れているかが分ります。
次に仙骨の必要な部位の可動検査を行ないます。
検査の結果、仙骨の基底部が過剰に動くことが分りました。腰を反ると痛みが出る原因と繋がります。また、その上に位置する腰椎の5番~4番もチェックします。一緒にお腹側に入り込んでいる場合があるからです。
この方は腰椎には問題が無く、仙骨のみのトラブルでした。
下肢の某筋群の筋力検査(S1~S2支配)で陽性があり、これもしっかり繋がっています。
仙骨の歪みは、前方や後方だけでなく、斜め方向にも歪みますので熟練した検査が頼りです。
仙骨を軽く矯正し、痛みの出方と神経的な筋力の検査を確認したところ、筋力もしっかり入っており、痛みも軽減していました。4日後に2回目の治療を行い、仙骨が安定したようです。
痛みの原因が明確になり、歪みの矯正がしっかり達成されて、関節が安定すると割と即効性があります。この方が痛みを感じたために、無理をしなかったのが良かったです。
割とアッサリ改善したので、もっと早く来れば良かったと仰ってました。
確かにその通りです。痛みやシビレを感じたら、早めの受診がお薦めですね!
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