なぜカイロでは左右の足の長さを測るの?
2009年07月30日
WHO国際基準のカイロドクター at 01:43 | Comments(0) | カイロプラクティック検査法
なぜ、左右の足の長さ(下肢長または脚長差)を測るのか?
皆さんはご存知ですか?
カイロプラクティックだけでなく整体でも足の長さを見ると思います。
整骨院や鍼灸院ではたぶん、カイロや整体の知識が無ければ見ないかも知れません!?
そして、足のどこで見るのか?
これは国際基準は踵(かかと)の骨で計測します。
整体等では、内くるぶしで見るケースが多いようです。踵で見ているところは、カイロプラクティックを少し学ばれたところでしょう。中にはカイロ先生でも内くるぶしで見る方もおられますが、内くるぶしで計測すると誤差が多くなります。かなり熟練しないと正確な計測はできません。
下肢長や脚長差として、左右の足の長さを計測する方法として国際基準が確立されているのはカイロプラクティックだけではないでしょうか。整体術の流派などによっても違うのかも知れませんね?
カイロプラクティックは海外では医科系大学なのですが、骨格関節の歪みを調べる多数の検査法が確立されていますので、なぜ踵が良いのかも分っています。
そして、この手法で診る見方には、いくつかの理論と手法が確立されています。
ここでいいます左右の脚長差の検査は、患者さんに最初にうつ伏せになって頂いたときに診る場合のものです。
A)骨格の歪みや体のバランスチェックとしての下肢長検査
1.体全体の体重軸の確認
2.骨盤の仙腸関節による構造的な歪みの存在
3.骨盤の左右の上がり具合の確認
4.股関節の変位の存在
5.骨盤以外の背骨の歪みの存在
6.その他
下記の下肢長検査は、ある刺激を与えて出てくる下肢長差変化を診るものです。
B)精神的反応や物質反応、それに局所的問題箇所を探索する下肢長検査
1.精神的ストレス
2.心理的ストレス
3.化学物質反応(アレルギー物質や薬物反応の有無など)
4.記憶による反応
5.動きによる各部位の関節トラブル反応
6.その他
カイロプラクティックにはいくつものテクニックがあります。その中で、上記のA)とB)の使い分けが必要となりますが、何を求めているかで下肢長に現われた反応を読み取って行くことになります。
例えば、カイロプラクティックのトムソンテクニックでは、左右に顔を向けさせて下肢長の変化を読み取り、どちら側の頚椎に問題があるかを知ることができます。そして、その方は常にその逆側を多用してバランスを取っていることが分ります。
アクティベーターというテクニックでは、最初の下肢長差を検査しておき、左右のどちらかの腕を腰に回してもらい、左右の下肢長差の変化を確認します。もし、最初の下肢長差と比較して、大きく狂いがある場合、その方の腰椎にはズレがあることが分ります。
単なる左右の足の長さなのですが、かなり奥が深いんですね!
ある整体師の団体では、左右の脚長差を調べるのに「内くるぶし」で計測していました。そこで、「左右のどちらが短いか?」を1人1人調べてもらったところ、右短50%:左短50%の割合結果でした。
、、、う~ん、、、意見が真っ二つです。これって問題です。^^;
こんなに検査結果が真っ二つに分かれるということは、その後の脚長差による矯正が心配です^^;
そこで、踵で見る手法をお教えして、再度見てもらったところ、今度は右短80%:左短20%の割合になりました。何度か細かい指導を行い練習を重ねて、最後にもう一度、見てもらったところ、今度は全員の方が自信をもって右短の結果となりました。
踵と内くるぶしでの部位の見方を変えるだけで、これだけ精度が上がってきます。
ちょっと面白い実験をご紹介しますね!左右の脚長差の変化の実験です。
ある幼稚園児達の脚長差を調べたところ、結構バラバラでした。特に偏りがあるわけではなく、それぞれの環境の影響なのでしょう。別に肩コリや腰痛があるわけではありません。元気そのものです!
その中で、特に左右の脚長差が大きい子供達を選び出して、再度脚長差を確認してお母さん方に見てもらいます。すると、殆どのお母さん方は、どうしてこんなに足の長さが違うのか不安になられます。何か体に問題があるのでしょうか?と矢継ぎ早に質問攻めにあいます。
次に、そのお子さんを褒めてもらいます。日頃の褒め方以上に大きく褒めてもらうんです。
そして、再び子供達の左右の脚長差を確認します。
すると、大半の子供達の左右の足の長さはキレイに合致するか、左右差を見極めるのが困難なほどわずかな差だけに変化しています。
これはお母さん方の愛情がお子さんの心に届いている証拠なのです。子供にとってお母さんは何物にも変えられない安心できる存在ですので、そのお母さんから褒められると精神的・心理的に安心して、緊張した体がリラックス状態になった結果でしょう。脳のストレスが無くなり、体のリラクセーションが達成され、左右の違っていた足の長さがみるみる内に無くなって来ます。
これは、褒めて教育することの重要性を現していますし、お母さんの言動がいかにお子さんに影響するかが分る実験でした。
ちなみに、その逆のことを行なうと、左右の足の長さは驚くように狂ってきます。体に緊張が起きている証拠ですね!もちろん、その日は、お母さん方にしっかり褒めて頂いて実験を終えました。
左右の足の長さの検査って、いろんなことが分るんですね!
見た目は、たかが足の長さの計測ですが、計測する側の人たちは精度を高めることが必要です。精度を高めることで、患者さんのトラブル解決への糸口になりますし、状況を把握することも可能です。
ある方からは、何かのアレルギーが反応を起こしていると相談され、病院でも検査をされていたのですが、いくつかの思い当たると思われる物質を持参いただいて、検査したところ、その反応が強く現われました。その物質と数日間、接触しないようにお願いしたところ、ある問題点は嘘のように解決してしまいました。
このような不思議な現象もあります。これも脚長差を調べて行なったものです。
カイロプラクティックは、奥が深いですね!
現在募集している「カイロプラクター養成講座」のカリキュラムにも入っています。
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皆さんはご存知ですか?
カイロプラクティックだけでなく整体でも足の長さを見ると思います。
整骨院や鍼灸院ではたぶん、カイロや整体の知識が無ければ見ないかも知れません!?
そして、足のどこで見るのか?
これは国際基準は踵(かかと)の骨で計測します。
整体等では、内くるぶしで見るケースが多いようです。踵で見ているところは、カイロプラクティックを少し学ばれたところでしょう。中にはカイロ先生でも内くるぶしで見る方もおられますが、内くるぶしで計測すると誤差が多くなります。かなり熟練しないと正確な計測はできません。
下肢長や脚長差として、左右の足の長さを計測する方法として国際基準が確立されているのはカイロプラクティックだけではないでしょうか。整体術の流派などによっても違うのかも知れませんね?
カイロプラクティックは海外では医科系大学なのですが、骨格関節の歪みを調べる多数の検査法が確立されていますので、なぜ踵が良いのかも分っています。
そして、この手法で診る見方には、いくつかの理論と手法が確立されています。
ここでいいます左右の脚長差の検査は、患者さんに最初にうつ伏せになって頂いたときに診る場合のものです。
A)骨格の歪みや体のバランスチェックとしての下肢長検査
1.体全体の体重軸の確認
2.骨盤の仙腸関節による構造的な歪みの存在
3.骨盤の左右の上がり具合の確認
4.股関節の変位の存在
5.骨盤以外の背骨の歪みの存在
6.その他
下記の下肢長検査は、ある刺激を与えて出てくる下肢長差変化を診るものです。
B)精神的反応や物質反応、それに局所的問題箇所を探索する下肢長検査
1.精神的ストレス
2.心理的ストレス
3.化学物質反応(アレルギー物質や薬物反応の有無など)
4.記憶による反応
5.動きによる各部位の関節トラブル反応
6.その他
カイロプラクティックにはいくつものテクニックがあります。その中で、上記のA)とB)の使い分けが必要となりますが、何を求めているかで下肢長に現われた反応を読み取って行くことになります。
例えば、カイロプラクティックのトムソンテクニックでは、左右に顔を向けさせて下肢長の変化を読み取り、どちら側の頚椎に問題があるかを知ることができます。そして、その方は常にその逆側を多用してバランスを取っていることが分ります。
アクティベーターというテクニックでは、最初の下肢長差を検査しておき、左右のどちらかの腕を腰に回してもらい、左右の下肢長差の変化を確認します。もし、最初の下肢長差と比較して、大きく狂いがある場合、その方の腰椎にはズレがあることが分ります。
単なる左右の足の長さなのですが、かなり奥が深いんですね!
ある整体師の団体では、左右の脚長差を調べるのに「内くるぶし」で計測していました。そこで、「左右のどちらが短いか?」を1人1人調べてもらったところ、右短50%:左短50%の割合結果でした。
、、、う~ん、、、意見が真っ二つです。これって問題です。^^;
こんなに検査結果が真っ二つに分かれるということは、その後の脚長差による矯正が心配です^^;
そこで、踵で見る手法をお教えして、再度見てもらったところ、今度は右短80%:左短20%の割合になりました。何度か細かい指導を行い練習を重ねて、最後にもう一度、見てもらったところ、今度は全員の方が自信をもって右短の結果となりました。
踵と内くるぶしでの部位の見方を変えるだけで、これだけ精度が上がってきます。
ちょっと面白い実験をご紹介しますね!左右の脚長差の変化の実験です。
ある幼稚園児達の脚長差を調べたところ、結構バラバラでした。特に偏りがあるわけではなく、それぞれの環境の影響なのでしょう。別に肩コリや腰痛があるわけではありません。元気そのものです!
その中で、特に左右の脚長差が大きい子供達を選び出して、再度脚長差を確認してお母さん方に見てもらいます。すると、殆どのお母さん方は、どうしてこんなに足の長さが違うのか不安になられます。何か体に問題があるのでしょうか?と矢継ぎ早に質問攻めにあいます。
次に、そのお子さんを褒めてもらいます。日頃の褒め方以上に大きく褒めてもらうんです。
そして、再び子供達の左右の脚長差を確認します。
すると、大半の子供達の左右の足の長さはキレイに合致するか、左右差を見極めるのが困難なほどわずかな差だけに変化しています。
これはお母さん方の愛情がお子さんの心に届いている証拠なのです。子供にとってお母さんは何物にも変えられない安心できる存在ですので、そのお母さんから褒められると精神的・心理的に安心して、緊張した体がリラックス状態になった結果でしょう。脳のストレスが無くなり、体のリラクセーションが達成され、左右の違っていた足の長さがみるみる内に無くなって来ます。
これは、褒めて教育することの重要性を現していますし、お母さんの言動がいかにお子さんに影響するかが分る実験でした。
ちなみに、その逆のことを行なうと、左右の足の長さは驚くように狂ってきます。体に緊張が起きている証拠ですね!もちろん、その日は、お母さん方にしっかり褒めて頂いて実験を終えました。
左右の足の長さの検査って、いろんなことが分るんですね!
見た目は、たかが足の長さの計測ですが、計測する側の人たちは精度を高めることが必要です。精度を高めることで、患者さんのトラブル解決への糸口になりますし、状況を把握することも可能です。
ある方からは、何かのアレルギーが反応を起こしていると相談され、病院でも検査をされていたのですが、いくつかの思い当たると思われる物質を持参いただいて、検査したところ、その反応が強く現われました。その物質と数日間、接触しないようにお願いしたところ、ある問題点は嘘のように解決してしまいました。
このような不思議な現象もあります。これも脚長差を調べて行なったものです。
カイロプラクティックは、奥が深いですね!
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