よくある坐骨神経痛様症状とは

2009年05月26日

 WHO国際基準のカイロドクター at 01:52 | Comments(0) | 坐骨神経痛
よくある坐骨神経痛様症状とは過去に起きた腰痛が完全に完治せずに、臀部や大腿部後面などににぶい痛みや違和感として残る場合があります。

もっとも多いケースとしては、仙腸関節(左半ばの赤丸)と呼ばれる関節の不具合で起きた腰痛です。いわゆるギックリ腰です。一昔前までは医学界では動かない関節として考えられていました。(カイロでは昔から動く関節として分かっていました。)


骨盤(腸骨)の変位でPI変位AS変位とご紹介しましたが、このほかにもIN(内方変位)やEX(外方変位)という歪みがあり、それらが混在した歪み(PI-IN、PI-EX、AS-IN、AS-EXなど)もあります。混在した歪みのケースでは、混在した歪みのどちら側が強いか?という検査も必要です。

この仙腸関節は2重構造になっており、体重をしっかり捕捉する機能と可動性を持った構造です。体重の過負荷だけでなく、動きを伴いますのでその動きにも耐えうる構造になっています。しかし、不安定になりやすい構造でもあるのです。
それは、骨盤の真ん中にある仙骨という骨があり、その上に背骨が載っている関係上、常に過負荷を伴っているということと、両側の寛骨には動きの多い股関節が関係しています。さらに姿勢保持として働かねばならない重要な位置であることです。

この仙腸関節疾患は、わりと起きやすくしっかり完治させないと慢性的になりやすく、関節の不具合が長い場合、浮腫と呼ばれるブヨブヨとした組織が出てきます。骨盤側に手を伸ばしてあちこち触れてみると以外と多くの方に存在します。それだけ関節に負担を掛けてきた証かも知れませんね!

この関節症状が起きたすぐは、立ち上がれないほどの激痛から、力が入らない、足が付けない、起き上がれないなど症状は様々です。同時に臀部に痛みやシビレを伴うケースも多く、整形学検査と関節の動きをしっかり確認しないと原因が分りません。

これまでにも検査によって椎間板ヘルニアだったケースも多々あります。その場合は、脊髄内圧検査等を行ったり、逃避性の姿勢の際はヘルニアが内側性か外側性か調べる必要があります。検査結果に再現性があります。

慢性的な仙腸関節障害であっても、明らかに関節検査で明確に現われます。また腰部の痛みは殆ど出無いが、臀部の痛みや股関節の周辺、股関節の前側(図:楕円の赤丸)、大腿部の後面などに違和感が出る方もいます。階段の昇り降りで太ももの前や後ろのどちらかに違和感が出る方など、症状の範囲が結構あるようです。

来院される患者さんで坐骨神経痛と思っておられる方も非常に多く、調べてみると仙腸関節障害だったというケースも多々診ます。いくつかの筋力検査(MMT)でもある筋群の筋力がかなり低下しているようです。

長年、腰の具合が改善しない、または常に違和感が出やすいという方の場合、仙腸関節障害を疑う必要もあるようです。寝起きの腰痛が頻繁に出る違和感も仙腸関節が問題になっている方がいるかも知れませんね!

ご参考になれば幸いです。

いずれにしてもしっかりとした検査とカイロ治療をお受け下さい。

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