O脚要素を作る「ぺちゃんこ座り」

2009年05月06日

 WHO国際基準のカイロドクター at 02:08 | Comments(0) | O脚について
O脚講座の第3弾です。今回は、「ぺちゃんこ座り」について書いてみます。

ぺちゃんこ座りとは、正座の両脚を広げて、その間にお尻を落とした座り方です。
おばあちゃんや幼い女の子がよくする座り方です。

一見、可愛い座り方に見えますが、大人になってもされている方にO脚の方が非常に多く見受けられます。

これは横座りの状態(脚を外側に出す)を両脚で行っている状態です。股関節は前方に押し出された状態に位置し、膝関節は大きく内旋(内捻り)した格好です。

脚を出す角度(股関節の外転)や膝を屈曲(曲げた角度)した状態により、O脚の度合いも変わります。

負担が股関節に出るケースでは、股関節の前方(鼠頚部)や後方・外側に嫌な痛みを感じたりします。股関節への無理な負担が大きいことを示しています。両脚とも内股の方が多いですね!

膝に負担が出るケースでは、内側の靭帯が引き伸ばされて常に緊張を与えており、両膝間のO脚がもっとも拡大しやすく、起立の姿勢で両ふくはぎが外側に張り出して膝関節が後ろに反ったような状態(反張膝)になります。また足首も内側を向きやすく、仰向けに休んで、両足を見ると真っ直ぐに上を向いています。

この座り方を頻繁にされる方の多くは、あぐら座りが出来ない方が多いです。中にはあぐらが出来ないことに気付かれて無理に股関節を広げようと負担を与えすぎたために股関節痛を招きます。

ヨガなどで股関節の無理なストレッチは避けて下さい。少しずつ慣らしていくことが大切です。

このO脚タイプで将来酷く進行していった場合、変形性の膝関節症や変形性股関節症に繋がります。変形したものは改善しませんが、進行を抑えるためには、まずは座り方を変えなければ関節に与える習慣が変わりません。今さえ問題がなければと思っていると、大変なケースになることになりかねません。

変形性の膝関節症や股関節症で来院される方々も非常に多いですが、問診すると「若い頃から横座りやペチャンコ座りばかりを常にしていた!」と仰る方々ばかりです。

そのまま進行すれば、関節本来の機能が損なわれ、歩行や日常生活に支障を来たすことになります。
O脚は早ければ早いほど改善しやすいのも事実、痛みの無いうちに改善するほうが期間も短くなります。但し、関節の動きを司る筋肉の状態が非常に固い方は、軽い運動を行い筋肉に柔軟性を呼び起こすことも重要です。

このような座り方をしていた場合、O脚は見えない速度で進行していきます。何も知らずにO脚になりやすい座り方をしていると、数年後、酷いO脚になって気づくケースもあり、O脚矯正にも期間とお金が掛かってしまいます。

お母さん方がお子さんの日常の座り方の指導をしてあげるだけで、O脚形成を止めることができますし、酷いO脚にならずにすみますね!特に年頃の女の子の場合、中学生や高校生の時期に気にし始めるケースが多いようですから、座り方のアドバイスはスマートなレッグラインを作るキーポイントです。

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