選手の脚力や腕肩の力が入らない?なぜ?

2009年07月15日

 WHO国際基準のカイロドクター at 02:17 | Comments(0) | スポーツ障害
ここ数日、県内の高校生の体育会系の選手を何人もチェックしました。
通常の練習を含め、試合や大会などもあり、18日にも行われます。
夏の高校野球の試合も始まりましたし、本人達は若干、慌てています。

もっとも多いのは脚力に力が入らないという主訴です。

陸上選手やサッカー選手達は脚力問題で、
走る際の筋力やジャンプする際の筋力、蹴るときの筋力などです。

問題の箇所の筋力を調べると、明らかにどちらかの筋力が入りません。
しかし、選手達は体のどこにも痛みや違和感は感じてないようです。

野球選手やテニス選手は腕肩の筋力問題です。
ある選手は握力が入らない、別の選手は肩に力が入らないという主訴です。

この子達は、運動中に何か障害が起きれば、罹り付けの整形外科や整骨院に行っています。


このようなときには、実際に複数の部位の筋力を確認します。
力の入る側と入らない側の筋力の比較検査を行います。その後、関る部位の関節の検査も行います。

さらに筋力検査時に違和感や痛みが出ていないか?再確認です。

すると、明らかに筋力抵抗できず、力が入ってないことが確認されました。
念のために靭帯断裂や関節障害が無いか?再度、細かく検査します。
しかし、それらの問題は見つかりません。

このような現象が運動選手には、割と多く発生します。
そして、そのような問題を改善させずに運動を続けているとなるべくしてスポーツ障害を起こしたりします。

どのようなスポーツでも練習や試合の際は、選手達は少々の違和感や痛みでも構わず行ってしまいますので、日頃から選手を診ている方々は注意が必要です。

小まめにチェックしていると、必ずその兆候を発見することができます。

練習や試合に本人の持つ万全の筋力を発揮できる環境作りは最低限必要なことですね!それによって、選手の記録やパフォーマンスは最善の能力を発揮できるかも知れないのです。

脚力に力が入らないケースでは、陸上選手もサッカー選手も腰椎に問題がありました。しかし、本人達は痛みもまったく感じないので腰に問題があるとは思いもしません。

筋力をあちこちチェックしてあげることで、初めて見つかる問題です。


野球選手とテニス選手は、肩の筋力と握力に問題があるケースでした。
野球選手の場合は、若干肩関節に問題がありましたが、大したトラブルではありませんでした。しかし、筋力が入りません。肩三角筋の支配神経は頚椎ですので、その部位を調べたところ、、、ありました。

尋ねると、自分で頻繁に首の骨を鳴らしていると話していました。
首を変に動かして「ポキッ」と鳴ると楽に感じるので、頻繁に鳴らしていたのです。

SPとMPで確認すると複数の頚椎に大きな歪みが見つかりました。
顔を真っ直ぐの状態で筋力検査をすると、力はかなり入るのですが、顔を右に向けた状態で検査すると全く力が入らなくなります。これには本人も驚いていたようです。

頚椎の歪みを矯正し、再度顔を力の入らない側に向けて検査をすると、今度はしっかり入ったようです。左右どちらを向いてもガッチリ入るようになりました。

テニス選手は、握力が入らないとの主訴で、これも調べると橈骨の外上方への関節のズレと頚椎トラブルでした。この選手も首の骨を鳴らす常習犯でした。中学の頃から首を鳴らしていると話していました。

橈骨は、バックハンドによる関節のズレで、頚椎を修復すると握力は完璧に戻りました。本人もビックリしています。

選手達は、あらためて自分の筋力の入り方に驚いていました。
背骨の歪みが存在すれば、あきらかにその神経の支配している筋肉の力は入らなくなります。

痛みや違和感が現われていれば、治療する側もチェックできますが、それも出ていなければ検査をすることも無かったようです。あらためて背骨のズレの重要性を再認識したようです。

同時に若干筋力の弱い筋肉も見つかりましたので、筋力強化するように指導しました。筋力強化は、弱い筋肉だけではダメです。協同筋や拮抗筋のトレーニングも必要です。

カイロプラクターは、痛みやその他のトラブルだけでなく、選手のパフォーマンス能力を維持管理できる検査や矯正が可能です。定期的な日頃からの体のチェックが大切ですね!

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