膝に水が溜まって痛い現象
2009年06月18日
WHO国際基準のカイロドクター at 02:26 | Comments(0) | 膝の痛み
膝の記事を投稿後、膝関節トラブルの方が増えました。皆さん、整形や整骨院、整体などに通われておられます。長い方では、数年、、、、!
どのような方が多いかというと、膝に水が溜まって痛いという方々です。たぶん、このような問題で悩んでいる方はかなりの数に上るのではないでしょうか?
膝に水が溜まる現象は、もっとも多いのは何かの原因で膝関節の中の圧力がダウンした結果、水が溜まりはじめます。打撲やケガなどにより水が溜まることもありますが、そのような原因の場合は、打撲やケガが回復すると同時に自然に水は無くなります。
膝関節の内部には、滑液という水分で満たされており、この滑液の一定量の維持で関節内の圧力が保たれています。そして、それを外部から維持しているのは、関節包や靭帯・筋肉です。
通常は、関節内の圧力が下がらない限り、余計に水が溜まることはありません。
この水が溜まる最も多い世代は、60代~です。運動不足や無理な負担、それに脚力の低下です。これに肥満などがあります。早い人では40代後半くらいから起きている方もいるようです。
膝に水が溜まって痛みが現われますが、これは水が関節内に留まることなく関節の内側や外側に漏れて来る結果、皮膚を押し上げて来ます。この皮膚を押し上げた際の痛みです。この状態で整形外科を受診すると、溜まり方が酷い場合は、関節内の水を抜きます。
漏れて来るといっても、関節の外側に漏れるのではなく、膝関節自体を包んでいる広い関節包の内側や外側の方に膨れてくる現象です。筋組織や皮膚組織内に漏れている分けではありません。
水を抜いた後は、皮膚の腫れが引きますので痛みは軽減もしくは消失します。最近では、水を抜いた代わりにヒアルロン酸を注入します。抜いたことで、上下の骨がぶつからない様にするためです。以前は、抜いたままの状態でした。このヒアルロン酸注入は、2~3ヶ月ほど維持できるようです。
ヒアルロン酸は、化粧品にも使われていますので女性の方はご存知と思いますが、人体内にあるものですから無害です。膝内部に入れられても自然に吸収されていきます。
水を抜いたままにすると、膝関節内の圧力は再度低下します。低下すると、また水は溜まるようになります。もし、この「溜まっては抜き、溜まっては抜き」を繰り返していると、抜かなくても水が止まらなくなる場合もあります。
この関節内に水が溜まる現象は、実は脳がコントロールを行っています。
膝関節の圧力が下がれば、上下の骨同士がぶつからない様に関節内の圧力を上げるために水を溜めます。この水が関節内の所定の位置内に留まり、圧力を一定の状態に維持できれば、余計に溜まった水は自然に引いていきます。それもあっという間になくなります。
膝に水が溜まる現象は、膝の内部が危険に晒されていることを意味します。
「水が溜まる=抜く」を何度も繰り返していると、脳が誤作動を起こすようになります。こうなると、水が高い圧力になるまで膝周辺の浮腫みは益々大きくなり、痛みも増していきます。
60代以降の方に多い変形性の膝関節症になってきますと、膝に水が溜まりやすくなります。このようなときは、膝に無理を与えずに楽な姿勢をして下さい。できれば椅子を利用するようにして下さい。あまりに腫れが大きく痛みも我慢できない場合は、最寄の整形を受診して下さい。原因が複数ある場合もあるからです。
注意事項としては、以下の点に気をつけて下さい。
1.立ち時間を減らす
2.無理な歩行や運動は行わない
3.正座を避ける
4.横座りを避ける
5.おばあちゃん座りを避ける(両膝を伸ばして座る方法)
6.体重を増やさない
変形性の膝関節症といわれた方で、まだ腫れもなく痛みも大して出ていない方は、体重管理をしながら膝周辺の筋力を強化しなければなりません。いっきに行わず徐々に行っていくようにして下さい。どうしても無理を避けられない方は、膝のサポーターなどを利用するようにします。
しかし、一旦変形性の膝関節症と診断された方は、常に要注意が必要な膝であることを忘れないようにして下さい。安易にできるからと正座や長時間の歩行や無理な運動をしていると、再度膝に水が出てきたり、別の痛みが発生することもあります。
症状が進行すれば、仕方ないでは済まされません。あの時、もっと膝のことを考えていたら、、、!と、反省される方も多いのですが、変形が酷くなれば日常生活にも支障が出てきます。
カイロプラクティックでは、余程の変形の方以外は、ある程度調整できます。何らかの膝痛で手術を要する方でなければ、膝の関節のズレを少しずつ矯正していきます。関節の可動性の範囲を調べて行いますので、危険はありません。
また膝への影響が背骨や骨盤、股関節や足関節から来ていることも多く、膝関節だけの対処療法ではなく、体の全身のバランスを調整しないといけないケースも多いです。
膝に水が溜まって苦痛で来られたご婦人のケースを紹介します。
膝の内側に水が溜まって痛いという訴えでした。整形や整骨院等にも何度が通われているとのことで、診断は変形性膝関節症でした。まだ正座も可能ということで、痛みが軽いときはたまに正座するとのことでした。
即刻、正座を止めてもらって椅子の生活に変えて頂くことを理解してもらい、検査をすると、いわゆるO脚による脛骨の内旋+外方へのズレ、それに反張膝といって、膝関節を後ろにピーンと伸ばした状態にありました。
骨盤と背骨、股関節と足関節のO脚特有の歪みです。まずは全体のバランスを確保するために必要な矯正を行い、その後、股関節や膝関節、足関節の矯正をしていきました。膝の水は数日で無くなりましたが、少し楽になると、無理をされたようで、再度水が溜まりはじめます。
無理をしないことと、椅子座りの確認を行い、何度か矯正を行うと、膝の曲げ伸ばしも楽になられ、水は2日ほどで消失しました。足首の浮腫みも酷かったものが、これも少しずつ無くなりはじめました。
現在は、体重を掛けずに効果的な脚力アップをして頂いています。もっと筋力を強化する必要があります。
膝関節のズレが存在する場合、一度変形性の膝関節症の診断を受けられた方は、早期にズレを正す必要があります。しかし、ズレを正しても筋力の弱さから矯正した関節を維持できませんので、しばらくは短期間での継続調整が必要でした。
現在は、辞められていた買い物にも痛み無く出れる状態になられています。ご本人様も正座から椅子の生活に変えられて注意されています。あとは、体重がもう少し減ると膝への負担も激減するはずです。
膝の疾患でお悩みの方
歩けるけど膝に水がよく溜まるという方
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佐賀市兵庫町瓦町982-10 電話 0952-27-1313
予約制です。
どのような方が多いかというと、膝に水が溜まって痛いという方々です。たぶん、このような問題で悩んでいる方はかなりの数に上るのではないでしょうか?
膝に水が溜まる現象は、もっとも多いのは何かの原因で膝関節の中の圧力がダウンした結果、水が溜まりはじめます。打撲やケガなどにより水が溜まることもありますが、そのような原因の場合は、打撲やケガが回復すると同時に自然に水は無くなります。
膝関節の内部には、滑液という水分で満たされており、この滑液の一定量の維持で関節内の圧力が保たれています。そして、それを外部から維持しているのは、関節包や靭帯・筋肉です。
通常は、関節内の圧力が下がらない限り、余計に水が溜まることはありません。
この水が溜まる最も多い世代は、60代~です。運動不足や無理な負担、それに脚力の低下です。これに肥満などがあります。早い人では40代後半くらいから起きている方もいるようです。
膝に水が溜まって痛みが現われますが、これは水が関節内に留まることなく関節の内側や外側に漏れて来る結果、皮膚を押し上げて来ます。この皮膚を押し上げた際の痛みです。この状態で整形外科を受診すると、溜まり方が酷い場合は、関節内の水を抜きます。
漏れて来るといっても、関節の外側に漏れるのではなく、膝関節自体を包んでいる広い関節包の内側や外側の方に膨れてくる現象です。筋組織や皮膚組織内に漏れている分けではありません。
水を抜いた後は、皮膚の腫れが引きますので痛みは軽減もしくは消失します。最近では、水を抜いた代わりにヒアルロン酸を注入します。抜いたことで、上下の骨がぶつからない様にするためです。以前は、抜いたままの状態でした。このヒアルロン酸注入は、2~3ヶ月ほど維持できるようです。
ヒアルロン酸は、化粧品にも使われていますので女性の方はご存知と思いますが、人体内にあるものですから無害です。膝内部に入れられても自然に吸収されていきます。
水を抜いたままにすると、膝関節内の圧力は再度低下します。低下すると、また水は溜まるようになります。もし、この「溜まっては抜き、溜まっては抜き」を繰り返していると、抜かなくても水が止まらなくなる場合もあります。
この関節内に水が溜まる現象は、実は脳がコントロールを行っています。
膝関節の圧力が下がれば、上下の骨同士がぶつからない様に関節内の圧力を上げるために水を溜めます。この水が関節内の所定の位置内に留まり、圧力を一定の状態に維持できれば、余計に溜まった水は自然に引いていきます。それもあっという間になくなります。
膝に水が溜まる現象は、膝の内部が危険に晒されていることを意味します。
「水が溜まる=抜く」を何度も繰り返していると、脳が誤作動を起こすようになります。こうなると、水が高い圧力になるまで膝周辺の浮腫みは益々大きくなり、痛みも増していきます。
60代以降の方に多い変形性の膝関節症になってきますと、膝に水が溜まりやすくなります。このようなときは、膝に無理を与えずに楽な姿勢をして下さい。できれば椅子を利用するようにして下さい。あまりに腫れが大きく痛みも我慢できない場合は、最寄の整形を受診して下さい。原因が複数ある場合もあるからです。
注意事項としては、以下の点に気をつけて下さい。
1.立ち時間を減らす
2.無理な歩行や運動は行わない
3.正座を避ける
4.横座りを避ける
5.おばあちゃん座りを避ける(両膝を伸ばして座る方法)
6.体重を増やさない
変形性の膝関節症といわれた方で、まだ腫れもなく痛みも大して出ていない方は、体重管理をしながら膝周辺の筋力を強化しなければなりません。いっきに行わず徐々に行っていくようにして下さい。どうしても無理を避けられない方は、膝のサポーターなどを利用するようにします。
しかし、一旦変形性の膝関節症と診断された方は、常に要注意が必要な膝であることを忘れないようにして下さい。安易にできるからと正座や長時間の歩行や無理な運動をしていると、再度膝に水が出てきたり、別の痛みが発生することもあります。
症状が進行すれば、仕方ないでは済まされません。あの時、もっと膝のことを考えていたら、、、!と、反省される方も多いのですが、変形が酷くなれば日常生活にも支障が出てきます。
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また膝への影響が背骨や骨盤、股関節や足関節から来ていることも多く、膝関節だけの対処療法ではなく、体の全身のバランスを調整しないといけないケースも多いです。
膝に水が溜まって苦痛で来られたご婦人のケースを紹介します。
膝の内側に水が溜まって痛いという訴えでした。整形や整骨院等にも何度が通われているとのことで、診断は変形性膝関節症でした。まだ正座も可能ということで、痛みが軽いときはたまに正座するとのことでした。
即刻、正座を止めてもらって椅子の生活に変えて頂くことを理解してもらい、検査をすると、いわゆるO脚による脛骨の内旋+外方へのズレ、それに反張膝といって、膝関節を後ろにピーンと伸ばした状態にありました。
骨盤と背骨、股関節と足関節のO脚特有の歪みです。まずは全体のバランスを確保するために必要な矯正を行い、その後、股関節や膝関節、足関節の矯正をしていきました。膝の水は数日で無くなりましたが、少し楽になると、無理をされたようで、再度水が溜まりはじめます。
無理をしないことと、椅子座りの確認を行い、何度か矯正を行うと、膝の曲げ伸ばしも楽になられ、水は2日ほどで消失しました。足首の浮腫みも酷かったものが、これも少しずつ無くなりはじめました。
現在は、体重を掛けずに効果的な脚力アップをして頂いています。もっと筋力を強化する必要があります。
膝関節のズレが存在する場合、一度変形性の膝関節症の診断を受けられた方は、早期にズレを正す必要があります。しかし、ズレを正しても筋力の弱さから矯正した関節を維持できませんので、しばらくは短期間での継続調整が必要でした。
現在は、辞められていた買い物にも痛み無く出れる状態になられています。ご本人様も正座から椅子の生活に変えられて注意されています。あとは、体重がもう少し減ると膝への負担も激減するはずです。
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